『最後の障壁』SHIELD〈ハヤカワ・SF・シリーズ3072〉
訳:井上一夫/カバー:?/発行:1968年2月10日再版
宇宙飛行士コスキネンは画期的な新発明〈シールド〉を持って火星から帰ってきた。それは、強力なエネルギー・スクリーンを発生させて、空間を強靭な穀のようなものでつつみ、外から加えられる運動エネルギーを吸収して、内部にいるものを文字どおり不死身にしてしまう――いや、原・水爆から大都市をまもることさえできる驚くべき装置だった。だが、ひさしぶりに地球の土を踏んで、喜びを噛みしめるひまもなく、彼は思いもかけぬ軍保安部員の来訪を受けた。彼らは、コスキネンに拳銃をつきつけて、同行を強制したのだ! しかもそれは彼を襲った嵐のような運命のほんの端緒にすぎなかった。彼を乗せた軍保安部のエアカーは待ちぶせたシナの武装ロケットに襲撃され、シナ兵は彼を有無をいわせず拉致しようとする……危うく空中に飛びだして、〈シールド〉のおかげで難をのがれたと思いきや、彼を待っていたのは、三次大戦で荒廃したメガロポリスの暗黒街の組織だったのだ……。原水爆戦の結果、崩壊に瀕した社会と、二つに分裂した国際情勢とを背景にくりひろげられる強烈なSFスリラー・ドラマ。アメリカSF界の鬼才ポール・アンダースンの最新傑作である。
『敵の星』THE ENEMY STARS〈ハヤカワ・SF・シリーズ3239〉
訳:岡部宏之/カバー:中島靖侃/発行:1969年12月15日
人々はその宇宙船をサザン・クロス号と名づけ、十宇座の三重星アルファ・クルシスに向かって打ち上げた。数ヵ月後、重カ波伝送装置を備えつけたこの革命的な星間宇宙船は半光速に達し、やがて長い静寂とともに、四世紀半にわたる自由落下飛行に移った。乗組員は伝送装置によって、一定期間ごとに交替で、瞬時に地球からサザン・クロス号へ送りこまれるシステムになっていた。十世紀後、サザン・クロス号は宇宙の深淵を依然として自由落下しつづけていた。だがそのとき、完全に冷えきった暗黒の太陽が偶然発見され、急遼サザン・クロス号の軌道は変更された。その黒色矮星の調査が命じられたのだ。調査隊に選ばれた乗組員は、カペラ系サライの日本人植民者で名宇宙パイロットと謳われるセイイチ・ナカムラをキャプテンとする四人の少壮科学者たち。だが調査に着手したとき、すでに彼らに恐るべき危機がせまっていた。その黒色矮星は、想像を絶する超強力の磁場をもっていたのだ! 雄々しくも大宇宙の開拓を目指す未来人類をドラマチックに描きあげた本格スペース・ドラマの白眉!
『処女惑星』VIRGIN PLANET〈創元SF文庫638-1〉
訳:榎林 哲/カバー:真鍋 博/発行:1970年3月20日
宇宙探険家デーヴィス・バートラムは一人乗りの愛艇を駆って野心的な冒険に乗り出したが、途中、振動過流という異常現象に巻きこまれ200光年の彼方に放り出された。漂着した惑星は彼が夢にまで描いた「女護が島」であったが、期待していた世界とは異なっていた。彼女たちの祖先は三百年前に漂着した宇宙船の生き残りで、時を経てしだいに野蛮化し、鉄器時代に逆行していた。しかも処女生殖装置を操る特権階級に支配された惑星であった。動乱の渦中に飛びこんだデーヴィスの痛快無比なSFアドベンチュア!
『たそがれの地球』TWILIGHT WORLD〈ハヤカワ・SF・シリーズ3264〉
訳:船戸牧子/カバー:中島靖侃/発行:1971年1月31日
第三次世界大戦は終った、すべてを焼き尽し、疫病を蔓延させ、放射能をまき散らして――いっさいの文明が崩壊し、地球に再び暗黒時代が訪れた。秩序回復のために、人類が長い努力を重ねている途上で、一人の子供が生まれた。その名をアラリック・ウェイン。彼は村の人々から白痴とみなされながら成長した。だが、ある日、野蛮人のグループが彼の村を襲撃してきたとき、ウェイン少年の人生は一変した。彼はそのとき、ある異常な能力を発揮して、暴徒を撃退し、村人たちの窮地を救ったのである。ウェイン少年は、放射能汚染によって生まれたミュータントだったのだ! 時の流れとともに、こうしたミュータントの数は増大の一途をたどり、人類はかつて持ったことのない超能力について、次第に認識を改めるにいたった。そして地球復興の望みを、これら未来の子たちに托したのだった……。30年後、キャプテン・ウェインに率いられた宇宙船が火星に向って飛翔しつつあった。人類は、放射能にまみれた地球を後に、新しい天地を求めて飛び立ったのだ。だが火星では、意外な運命が彼らを待っていた! 地球人類が未来に希望を求めて過酷な運命と闘う姿を雄大に、シリアスに謳い上げた鬼才アンダースンの力作!
訳:三田村 裕/カバー:斎藤寿夫/発行:1973年6月30日
宇宙をおのれの住み家とし、一生を星々の間で過す宇宙の放浪者〈ノーマッド〉――彼らの宇宙船が五隻消息を絶ったことから、原因を究明すべく未知の辺境“X領域”へと飛んだペリグリン号の一行は、そこで人類文明とは全く異質の古い文明に遭遇した。緑したたる山野を駆ける比類なく美しい人々。個人を超えて種族が一体となり、大自然と、万物と生命をわかちあう安らぎの世界……。アロリ人と人類と、その対立は真に宿命的なものだろうか? 不思議な力によって捕虜とされた一行は、そこに住みつくこととなるが……。
『折れた魔剣』THE BROKEN SWORD〈ハヤカワSF146〉
訳:関口幸雄/イラスト:深井 国/発行:1974年7月31日
妖精、小人、悪鬼、巨人、そして他のあらゆる仙境の民が、多くの神々と共にいまだこの地上に住んでいたころ――イングランドの一豪族オルムの家に初の息子が生まれた。魔女の呪いを受けていたその赤ん坊は、洗礼直前のある夜エルフの太守の手で彼らの世界へ連れ去られると、人の目には伺い知れぬ華麗な魔法の国でやがて屈強な戦士へと成長していった。彼スカフロクと、一方オルムのもとに残された取り換え子ヴァルガルドと、あまりにも重い宿命のくびきを背負った二人の対決はいつかノルンの三女神が紡ぎ出す生と死の糸を辿って、幻想境に人間界に、恋と憎しみ、栄光と悲劇の一大英雄叙事詩を展開する
『魔界の紋章』THREE HEARTS AND THREE LIONS〈ハヤカワSF280〉
訳:豊田有恒/イラスト:深井 国/発行:1978年2月28日
ホルガー・カールセンは死を覚悟し、敢然と銃を手にとると、悪魔のような敵ナチス・ドイツ軍に向かって突撃した。そのとき突如、世界が燃え上がり、すべては暗黒に閉された――彼がふたたび眼を覚ましたのは、魔法使い、小妖精、小鬼、巨人の群れが徘徊出没し、想像を絶する戦いが激しく繰り広げられている魔界だった! 気がつくと彼は、三つの心臓と三頭の獅子の紋章を描いた盾を持つ騎士となって、身の毛もよだつ悪魔と剣を交えていたのである! 時間と歴史テーマを書いては比肩する者なき才人アンダースンの奇抜で楽しいスーパーサイエンス・ファンタジィ!
訳:林 克巳/カバー:野中 昇/発行:1978年8月15日
ある夜、豚が養豚場の錠を自分ではずして逃げ出した。十歳の児童は微積分を発見し、白痴が初めて自我にめざめ行動した……。驚くべきことに、ある日を境として地球上の全生物の知能が飛躍的に増大したのだ! しかし、それは同時に、従来の社会のあり方をも変える日となってしまった。暴動が各地に発生、突然の知能の増大に対処しきれぬ人々は、みずから生命を絶ち、あるいは信仰宗教へと走っていく……。混乱はいつまで続くのか? 曙光を求め苦悩する人類は、果てして解決策を見出せるか? 知性と人間性のあり方を巧みなストーリーテリングで綴り、絶賛をあびた処女長編!
『時の歩廊』THE CORRIDORS OF TIME〈ハヤカワSF356〉
訳:浅倉久志/イラスト:深井 国/1979年8月31日
不当な殺人容疑で逮捕されていたマルカム・ロックリッジは、若くて美しい、見知らぬ女の尽力によって無事釈放された。彼女は一流の弁護士を雇い、莫大な費用をかけて勝訴にこぎつけたのである。ストーム・グロウェイと名のるその女から、ユトランド半島の地下道に埋められた秘宝の探索を以来されたマルカムは、ただちにコペンハーゲンに飛んだ。しかし、森林の奥深くにある地下道からふたたび地上にもどると、なんとそこは2000年前のユトランド半島だった! 時の支配をめぐって熾烈な戦いを続ける二大勢力――その時間戦争にまきこまれた一青年の運命は……!?
『天翔ける十字軍』THE HIGH CRUSADE〈ハヤカワSF414〉
訳:豊田有恒/イラスト:深井 国/発行:1980年11月30日
西暦1345年、イギリスの男爵ロジャー卿とその臣下は、エドワード三世のフランス遠征に参加すべくその準備にあけくれていた。そこへ天空より一隻の巨大な宇宙船が……。地球征服のために飛来したワースゴル人の宇宙船だ。だが、防御スクリーンや光線砲などワースゴル超科学の成果も、騎士たちがふりまわす長槍、大剣、戦斧、六尺棒などの敵ではなかった。ロジャー卿らはその占領した宇宙船でフランスめざし飛びたつが、捕虜のワースゴル人の策略により、宇宙船は地球を離れ銀河の遥か彼方へ! 果てなく広がる大宇宙を翔けめぐる中世騎士団の冒険譚!
『アーヴァタール(上)』THE AVATAR〈創元SF文庫638-03〉
訳:小隅 黎/カバー:鶴田一郎/発行:1981年2月6日
遠い昔〈異存在〉と呼ばれる種族が建設した巨大な装置が、大宇宙のそこここに残されていた。縮潰星なみの密度を持ち超高速で回転する長さ一千キロの円筒、それは時空を超えて、超遠距離の旅を可能にする、驚くべき装置だった。人類はこれを利用して新しい星系ポイボスの開拓を始めたが、他の星系へ向けて送り込んだ探査体は行方不明となってしまった。そんなとき、初の有人探査船が予定より早く帰還したものの地球政府に拉致されたという噂が流れた。その船は宇宙人を連れ帰ったというのだ。ハードSFの巨人ポール・アンダースン最高最大の傑作。
『アーヴァタール(下)』THE AVATAR〈創元SF文庫638-04〉
訳:小隅 黎/カバー:鶴田一郎/発行:1981年2月20日
ポイボス星系随一の実業家、ダニエル・プロダーセンに率いられた一行は、世界連合警備艇の追撃を振り切り、必死の思いで超空間移送装置Tマシンに飛びこんだ。これでもう追っ手の心配はない。ただし自分たちの世界に帰る手だてもなくなった。なぜなら、彼らはTマシンで先へ行くことはできても、後戻りすることができないからだ。彼らにできることといえばTマシンからTマシンへと手さぐりで移動しながら、遥かな昔Tマシンを創ったという超越的な種族〈異存在〉を探すことだけだった。ポール・アンダースン最高最大のSF巨篇いよいよ佳境へ!
『鳥人大戦争』WAR OF THE WING-MEN〈双葉社〉
訳:関口幸男/カバー:村山潤一/発行:1981年4月10日
地球から百光年離れた惑星〈ディオメデス〉に、巡航飛行艇が謀られた事故のため不時着してしまった。全銀河規模に交易を広げる地球商社〈ソラー・スパイス&リカーズ・カンパニー〉の社員フェイスや美女タマリンら三人は海上で鳥人たちに救けられた。――地球人にとって地図も作成されてない殆んど地理不案内なこの星には、魚を主食とする有翼入が住んでおり、石器レベルの部族間抗争が激化してる最中だった。しかも、食料分子組成が、違うため地球人が食べてはいけないものだった。この惑星にある地球入の唯一の前衛基地〈サーズデイ発着所〉は亡洋たる海原のかなた一万キロ向うにある筈だ! 野蛮な鳥人たちの殺戮戦争の中、危機一発の脱出冒険行!!
『タイム・カプセルの秘密』VAULT OF THE AGES〈岩崎書店 フォア文庫C039〉
訳:内田 庶/イラスト:金森 達/発行:1981年6月
かつて、地上では、おろかな原水爆戦がおこり、“世の終わり”を迎えた。五百年後、人びとの生活は文明のない時代に逆もどりし、たえず種族間の争いが繰り返されていた。カールの属するデイル族もまた、どうもうなラン族にたえずおびやさかれつづけていた。種族を守るためには、タイム・カプセルに秘められた“魔力”を手に入れなければならない。カールはシティへと馬を走らせた!
『大魔王作戦』OPERATION CHAOS〈ハヤカワSF503〉
訳:浅倉久志/イラスト:伊藤 誠/発行:1983年1月31日
将軍がいった。「これは危険な任務だ。必ずしも志願しなくてもよいが、任務の重要さだけは知ってもらいたい」やれやれ、つまりいやおうなしに志願しろってことだ。米国情報部員マチュチェック大尉は、天下分けめの大作戦にとびこむはめになった。相棒はとびきりの美人、魔女のグレイロック大尉。トロールバーグを占領中のサラセン教主軍に潜入し、彼らの魔神を無力化するのがその任務だ。連合軍の大反撃が成功するかどうかは、僕ら二人の活躍にかかっていた……科学の代わりに魔法が発達したもう一つの地球を舞台に繰り広げられる傑作冒険SF
『ミュウタントの行進』にも所収
『S‐Fマガジン90号』掲載(イラスト:中島靖侃)
空を飛びかう箒、絨毯! 地を鋸ける人狼、一角獣! 超科学の力で復活した魔法対魔法の秘術をつくす未来戦!(キャプション)
『恐怖通信』にも所収(「サラマンダー作戦」訳:川勝彰子)
訳:関口幸男/カバー:佐藤道明/発行:1983年11月30日
千年に一度、恒星アヌが惑星イシュタルに接近する〈焦熱期〉――旱魃につぐ旱魃、突如発生する竜巻、昼夜を分かず天空に輝く太陽……半人半馬に似たイシュタル人の文明は千年ごとに崩壊の危機をむかえる。だが、今回は、異星文化調査のためにイシュタルに駐在する地球人科学者の一団が、積極的援助を試みようとしていた。援助が端緒をついたとたん、地球とナクサ星との戦争の勃発、イシュタル人の蛮族による北部文明への侵攻が始まり、事態は思いもかけぬ方向へ急展開する……アメリカSF界の重鎮が、緻密な描写と大胆な構成力で徹底した異世界を構築する傑作長編SF!
『タウ・ゼロ』TAU ZERO〈創元SF文庫638-05〉
訳:浅倉久志/カバー:Dave Archer/発行:1992年2月28日
核戦争後、スウェーデンをリーダー国に文明を復興し、人類は第二の地球を求めて他恒星系の探索に出かけるまでになっていた。そして今、32光年彼方のおとめ座ベータ星第三惑星をめざし、トップレベルの男女50人を乗せた恒星船〈レオノーラ・クリスティーネ号〉が飛びたった。だが……3年後、不測の事態が勃発する。生まれたばかりの小星雲と衝突し、その衝撃でバサード・エンジンの減速システムが破壊されたのだ! 亜光速の船を止めることもできず、彼らはもはや大宇宙を果てしなく飛び続けるのみ……? 現代SF史上一時代を画したハードSFの金字塔。
『百万年の船@』THE BOAT OF A MILLION YEARS〈ハヤカワSF1039〉
訳:岡部宏之/カバー:加藤直之/発行:1993年11月30日
紀元前のフェニキアで生まれたハンノは不老不死だった。だが、それを普通人に知られると、魔法使いと恐れられ、悪魔と取り引きをしたと忌みきらわれる。そこで、やむなくその正体をひたかくしにして生きていく。世界各地でごくわずかな確率で生まれているはずの同じ不老不死の仲間にいつか出会えると信じて……3000年以上の歴史を生きる不老不死の人々の波乱万丈の冒険を巨匠アンダースンが描く傑作、堂々の開幕。
『百万年の船A』THE BOAT OF A MILLION YEARS〈ハヤカワSF1044〉
訳:岡部宏之/カバー:加藤直之/発行:1993年12月31日
鎌倉時代の平安京に住む女官オクラ、明朝の中国の農村で村人から師と仰がれるトゥ・シャン、開拓期のアメリカで呪術師をしているペレグリーノ、第二次大戦下のロシアで戦うカーチャ――世界各地でごくわずかな確率で生まれている不老不死の人々は、さまざまな事件や災厄にもかかわらず、たくましく生きていくが……3000年以上の歴史を生きる不老不死の人々の冒険を巨匠アンダースンが描く傑作長篇。
『百万年の船B』THE BOAT OF A MILLION YEARS〈ハヤカワSF1047〉
訳:岡部宏之/カバー:加藤直之/発行:1994年1月31日
3000年以上を生きてきたハンノはさまざまな偽名を駆使して世界的な企業を経営し、その情報網を使って各地に隠れひそむ不老不死の仲間を集めようとしていた。さらには不老不死の秘密を解明するために研究所を設立する。だが、ハンノの正体に不審をいだいたアメリカ上院議員モリアーティが、ハンノの身辺調査を始めていた! 新たなる世界を探し求める不老不死の人々の波瀾にみちた冒険を、巨匠が雄大に描く傑作、堂々完結。
〈タイム・パトロール〉シリーズ
『タイム・パトロール』GUARDIANS OF TIME〈ハヤカワSF228〉
訳:深町眞理子・稲葉明雄/カバー:木嶋 俊/発行:1977年2月28日
西暦19352年、瞬間移動の研究に関連してついに時間航行の方法が発見された。だがこの時間航法こそ、人類にとって利益と害悪の両方をもたらす両刃の剣であった。確かに、過去を知り未来を知ることが可能になったことで、人類は飛躍的な発展をとげた。だがその一方で、過去に干渉して未来を変えようとする、いわゆる時間犯罪が多発したのだ! かくて時間管理局――タイム・パトロールが設立された。時の航路を監視し、歴史を正しい軌道に保つために……。アメリカSF界随一の才人ポール・アンダースンが、豊かな想像力と華麗な筆致で描く時間テーマSFの古典的名作!
収録作品
訳:稲葉明雄
『時と次元の彼方から』にも所収
『S‐Fマガジン8号』掲載(訳:稲葉由紀/イラスト:真鍋 博)
訳:深町眞理子
訳:深町眞理子
訳:深町眞理子
『タイム・パトロール:時間線の迷路(上)』THE SHIELD OF TIME〈ハヤカワSF1093〉
訳:大西 憲/カバー:木嶋 俊/発行:1995年2月28日
西暦19352年に開発された時間航行の方法は、人類に多大な危険をもたらした。この方法を悪用し、過去を都合よく改変しようとする者があらわれたのだ。こうした時間犯罪を取り締まるためにタイム・パトロールが組織された。その一員エヴァラードは、大規模な歴史改変をもくろむ〈称揚主義者〉を捕らえよと命じられるが……時流を縦横無尽に行き来して歴史を管理するタイム・パトロールの活躍を描く、時間テーマSFの傑作!
『タイム・パトロール:時間線の迷路(下)』THE SHIELD OF TIME〈ハヤカワSF1094〉
訳:大西 憲/カバー:木嶋 俊/発行:1995年2月28日
タイムサイクルで時流を行き来して歴史を監視し、時間犯罪を取り締まるタイム・パトロールの一員エヴァラード。さまざまな時代で歴史に干渉して時流を支配しようとする超人〈称揚主義者〉との戦い、隊員として出向いた時代に生きる人々との出会いと別れ、そして美貌の隊員ワンダとのせつないロマンス……。“正しい時間線の管理者”たるエヴァラードの活躍を描く、時間テーマSFの名作〈タイム・パトロール〉の続篇登場!
〈ホーカ〉シリーズ
『地球人のお荷物』EARTHMAN’S
BURDEN〈ハヤカワSF68〉ホーカ・シリーズ@
共著:ゴードン・R・ディクスン
訳:稲葉明雄・伊藤典夫/イラスト:新井苑子(初版)・あまのよしたか(六版)/発行:1972年9月30日
宇宙警備軍の一員だった地球青年アレグザンダー・ジョーンズ、船の故障によって太陽系から500光年離れた一惑星上に場不時着した。惑星の名前はトーカ、住民の名はホーカ。このホーカ人は、テディ・ベアをそのまま大きくしたようなすこぶる愛嬌のある生物で、想像力あふれ純真無垢。地球の文化に夢中になると、ありとあらゆるものをそっくり模倣してしまった――西部の男、ドン・ジョヴァンニ、宇宙パトロール、シャーロック・ホームズ、etc、etc……。さて、ジョーンズの前に次々と起こるてんやわんやの大騒動の結末は!? 待望の傑作ユーモア・シリーズついに登場!
収録作品
『S‐Fマガジン26号』掲載(訳:稲葉由紀/イラスト:真鍋 博)
凶悪部類の爬虫類インディアン、緑皮族に襲われた、ほんもの顔負けの西部の町は、てんやわんやの大騒動!(キャプション)
『クレージー・ユーモア』にも所収
『S‐Fマガジン90号』掲載(訳:大野二郎/イラスト:真鍋 博)
惑星トーカの片田舎デボンシャーに徘徊する魔の〈犬〉を追って、名探偵シャーロック・ホームズが活躍を開始! 久々のホーカ・シリーズ!(キャプション)
『S‐Fマガジン23号』掲載(訳:稲葉由紀/イラスト:真鍋 博)
好戦種族として悪名高い強敵テルコ人をむこうにまわし、わがホーカ外人部隊は大奮戦! 好評に応えて、ここにホーカ・シリーズの第二話登場!(キャプション)
『くたばれスネイクス!』HOKA!〈ハヤカワSF721〉ホーカ・シリーズA
共著:ゴードン・R・ディクスン
訳:稲葉明雄・宇佐川晶子・大野万紀/イラスト:あまのよしたか/発行:1987年6月30日
アレグザンダー・ジョーンズは、地球からおよそ500光年離れた惑星トーカ駐在の全権大使として、日夜闘いつづけていた。住民の名はホーカ。テディ・ベアそっくりのかわいらしい生物で、知性も高く純真無垢。ただ一つの欠点はあまりにも想像力が強すぎて、事実と虚構の区別がつかないことだった。地球の文化に夢中になるや、野球にジャングル・ブック、スパイ小説にナポレオン……とそっくり模倣し、しかもなりきってしまうのだ! そんな彼らの文明レベルを、なんとか自治権が得られる高さまでひきあげようと、ジョーンズは孤軍奮闘悪戦苦闘するのだが……!?
収録作品
訳:稲葉明雄
『空は船でいっぱい』にも所収
『S‐Fマガジン19号』掲載(イラスト:真鍋 博)
五世紀はかかるという気の長い銀河シリーズの覇権をめざすわが愛すべきトーカ・テディーズは、強敵サレン・スネイクスの悪辣きわまる策略の前に、今や敗戦寸前! 異色コンビが放つヘーカ物の第一弾、野球の巻!!
訳:宇佐川晶子
『ミステリマガジン352号』掲載(イラスト:新井苑子)
なんでも模倣したがるテディ・ベアそっくりのホーカ人、スパイ小説に熱中して大騒動!(キャプション)
訳:大野万紀
『世界SFパロディ傑作選』にも所収
訳:大野万紀
『がんばれチャーリー』STAR PRINCES CHARLIE〈ハヤカワSF791〉ホーカ・シリーズB
共著:ゴードン・R・ディクスン
訳:宇佐川晶子/イラスト:あまのよしたか/発行:1988年10月31日
バートラム・セシル・フェザーストーン・スミス=チャムリイ――これが、チャーリー・スチュアート少年の家庭教師のフル・ネームだ。しかし、自称オックスフォード出身の英国紳士である彼は、実はテディ・ベアそっくりのホーカ人にすぎない。天衣無縫、融通自在に何でもなりきってしまうホーカ人のおかげで、チャーリー少年のちょっとした物見遊山の旅はとんでもないものに変わってしまった! 惑星ニュー・レムリアを舞台に、チャーリー少年とバートラムが巻き起こす、てんやわんやの大騒動をユーモアたっぷりに描く、ファン待望のシリーズ第三弾!
〈ドミニック・フランドリー〉シリーズ
『地球帝国秘密諜報員』AGENT OF THE TERRAN EMPIRE〈ハヤカワSF1545〉
訳:浅倉久志/イラスト:JIM BURNS/発行:2006年1月31日
遥かな未来、人類は銀河へと進出し地球帝国を建設した。だがこの広大な宇宙では、マーセイア帝国を始めとする異星人の帝国が覇を競っていた。こうした状況化で人類の版図を守るには、諜報活動が欠かせない。帝国情報部は重要拠点に諜報員を派遣し、これまで多くの陰謀を未然に防いできた。なかでも最優秀の諜報員こそ、サーの称号を持つドミニック・フランドリーだった! その驚異の目陰の数々を措く傑作スペースオペラ
収録作品
『S‐Fマガジン101号』掲載(『地球諜報員』イラスト:金森 達)
腐敗と堕落の極に達した地球帝国の転覆を計る反乱者たちが、有力な情報源として拉致したのは、運悪く海千山千の帝国情報部員だった!(キャプション)
『S‐Fマガジン374号』掲載(イラスト:中村 亮)
地球帝国情報部員ドミニック・ブランドリー、略奪団を相手に辣腕をふるう!(キャプション)
『S‐Fマガジン102号』掲載(『名誉ある敵』イラスト:岩淵慶造)
地球帝国きっての諜報員より一枚うわ手の強敵があらわれた。だが、そいつを倒さぬかぎり、地球帝国の前途には破滅が待ちかまえているのだ!(キャプション)
「栄光のゲーム」The Game of Glory
『S‐Fマガジン520号』掲載(訳:浅倉久志/イラスト:中村 亮)
黄昏の地球帝国――。宇宙軍情報部員フランドリーが挑む惑星ニヤンザの陰謀とは?(キャプション)
短篇集
『地球人よ、警戒せよ!』STRANGERS FROM EARTH〈創元SF文庫828〉
訳:榎林 哲/カバー:真鍋 博/発行:1971年5月14日
行方不明になった天才的科学者に、恋してあとを追った美貌の女研究員が発見した驚くべき真相。機械万能時代に生きる人間の悲哀。広大な宇宙で難破した宇宙植民者のジレンマ。技術の驚異的な発展によって人間の再生さえ可能になった時代に、とつぜん訪れた災厄。ボタン戦争時代のインテリの無力さ。宇宙の辺境を守護する野心的な蛮族の英雄がうつ大芝居など八編。SFの人気作家アンダースンが多彩なテーマで描く軽妙な短編集。
収録作品
『S‐Fマガジン127号』掲載(訳:伊藤 哲/イラスト:岩淵慶造)
ロボット――それは人間のあらゆる作業を代行してくれる機械だ。だが、果してロボットは真の万能機械だろうか?(キャプション)
『S‐Fマガジン53号』掲載(『シルチスの決闘』訳:伊藤典夫/イラスト:金森 達)
声なき死の叫びが、風に乗り、木々をゆるがして伝わってくる! 哀れなクリーガの脳内にこだまする!(キャプション)
短篇
『S‐Fマガジン4号』掲載(訳:稲葉由紀/イラスト:真鍋 博)
百萬年の文明を誇る銀河宇宙連邦から、宇宙人の使節団が訪れた。さてどう応待したものか?(キャプション)
「生活環」 Life Cycle
『S‐Fマガジン5号』掲載(訳:稲葉由紀/イラスト:?)
常夜の水星の夜地帯に棲む水星人のセックス・ライフ! どうぞ、偏見なしにお読みください(キャプション)
「旅路の果て」Journey's End
『宇宙のエロス』所収(訳:稲葉明雄)
『人間を超えるもの』所収(訳:稲葉明雄)
『S‐Fマガジン10号』掲載(訳:遠川 宇/イラスト:中島靖侃)
とうとうめぐり会えた! 孤独なミュータントの思念に、それは闇の火花のように鮮烈な光を散らした!(キャプション)
「過去へ来た男」The Man Who Came Early
『冷たい方程式』所収(訳:稲葉明雄)
『S‐Fマガジン17号』掲載(訳:遠川 宇/イラスト:中島靖侃)
奇妙な服を着た奇妙な言葉を話すその男は《よその時代》の《アメリカ》という国からやってきたという――アンダースン久々のタイム・トラヴェル奇談!!(キャプション)
「時は癒す」Time Heals
『S‐Fマガジン43号』掲載(訳:矢野 徹/イラスト:中島靖侃)
あなたが癌の宣告を受けて、現代医学にも見離されたとき、もし時間旅行ができるとしたら、あなたは何を期待するか?(キャプション)
「長い旅路」The Longest Voyage
『ヒューゴー賞傑作集No.2』所収(訳:稲葉明雄)
『S‐Fマガジン57号』掲載(訳:稲葉明雄/イラスト:中島靖侃)
巨大な太陽のもと、伝説の黄金都市を求めて、西へ西へと船は進む! 名作『タイム・パトロール』『脳波』で声名高い作家が、またも放つ力量感あふれる大作!(キャプション)
「救いの手」 The Helping Hand