ジェイムズ・P・ブレイロック〈James P. Blaylock〉
『リバイアサン』THE DIGGING LEVIATHAN〈ハヤカワFT131〉
訳:友枝康子/カバー:James Gurney/発行:1989年10月31日
「地底世界こそ神話にあるユートピアだ――アトランティス大陸、シャンバラ、ペルシダー! そしてかの地に住まうは魚人間である」この珍説に我が意を得たりと共感したのが発明狂のジャイルズ少年。なにしろ自分の体に鰓と水かきがあってはそれも無理もない。驚くべきは、ガラクタ集めて地底探険車を作ってしまったこと。これに目をつけたのが名声ばかり追求するうさんくさい探検家ピニオン。にわかに騒がしくなったジャイルズ少年の身辺だったが、あげくは殺人事件まで生じる一大事に……。ディック記念賞受賞作家が描くマッド・ファンタジイ。
『夢の国』LAND OF DREAMS〈創元推理文庫F554−01〉
訳:増田まもる/カバー:宮崎照代/発行:1991年9月27日
海辺の小さな町の夜更け、遠くかすかに汽笛が鳴りひびいた。はるか昔に廃線と化した鉄路を汽車に運ばれ、カーニヴァルがやってきたのだ。十二年ごとにめぐりくる〈夏至〉の始まりだ。巨人の靴が流れ着き、人魚のような奇怪な生き物が釣りあげられ、ネズミの仮面をつけた小人は〈霊薬〉の瓶をかかえて走り去る。それは〈夢の国〉が立ち現われる時間、そして少年たちの冒険の季節。過去と現在と未来がひとつになるとき、彼らが見たものは……世界幻想文学大賞作家が贈る、目眩くマジカル・ファンタジィ!
『魔法の眼鏡』THE MAGIC SPECTACLES〈ハヤカワFT360〉
訳:中村 融/カバー:ジョン・シェリー/発行:2004年3月31日
ジョンとダニーの兄弟は骨董店で古い眼鏡を手にいれた。眼鏡をかけてみるとなんと窓の向こうに見知らぬ森が! そこはゴブリンが駆け回り、へニー・ペニー人が木の葉に乗って飛び回る世界だった。森に迷いこみ、ゴブリンに襲われた兄弟を助けてくれたのはミスター・ディーナーという、ドーナツ中毒の変わったおじさん。彼の魔法の力を借りねば、元の世界に帰れないらしいのだが!? 奇想天外なコミカル・ファンタジイ
〈セント・アイヴス〉シリーズ
『ホムンクルス』HOMUNCULUS〈ハヤカワFT123〉
訳:友枝康子/カバー:米田仁士/発行:1989年4月30日
市井の哲学者、科学者、芸術家を自負する一風変ったメンバーからなるトリスメギストス・クラブに、ある日、盗賊が侵入した。どうやら、エントロピーを逆転する力を持つホムンクルスを狙ってのことらしい。だが、その伝説の小人がどこにいるのやら、当のクラブのメンバーさえ知らないしまつ。あまつさえ、この小人をめぐって暗黒街の黒幕、マッド・サイエンティスト、狂信的な伝道師、はてはゾンビまで現われて、事件は混乱の一途をたどるが……。ヴィクトリア朝のロンドンを舞台に奇人・変人・狂人が暴れ回る、話題のスチームパンク登場!
『ケルヴィン卿の機械』Lord Kelvin's Machine
『S‐Fマガジン385号』掲載(訳:友枝康子/イラスト:米田仁士 )
『ホムンクルス』でおなじみ、セント・アイヴスとナルボンドの奇妙な対決!(キャプション)
『偶像の目』The Idle's Eye
『S‐Fマガジン409号』掲載(訳:友枝康子/イラスト:成田一徹)
呪われた宝石をめぐる、ご存じセント・アイヴス博士とハズブローの冒険譚(キャプション)
『ペーパー・ドラゴン』Paper Dragons
『80年代SF傑作選(下)』所収(訳:中原尚哉)
『S‐Fマガジン360号』掲載(訳:中原尚哉/イラスト:米田仁士)
黙々と竜を造りつづける男――彼の夢がかない、竜が空に羽ばたく日は……(キャプション)
『十三の幻影』Thirteen Phantasms
『S‐Fマガジン509号』掲載(訳:中村 融/イラスト:米田仁士)
古い雑誌に書かれた住所に、1ドル札を添えて本を注文してみると……(キャプション)
『生家の裏庭』His Own Back Yard
『S‐Fマガジン577号』掲載(訳:中村 融/イラスト:米田仁士)
生家の裏庭は、記憶の中の庭より小さかった。過去へと誘う記憶を詰まった……(キャプション)