デイヴィッド・ブリン〈David Brin〉
『プラクティス・エフェクト』THE PRACTICE EFFECT〈ハヤカワSF675〉
訳:友枝康子/カバー:加藤直之/発行:1986年7月31日
時空を越えて地球と異世界をつなぐジーヴァトロン――サハラ工科大学で開発されたこの驚異の装置により、地球に酷似した異世界ヘの道がついに開けた。だが、探検ロボットによる調査が本格的に開始されたとき、異世界側にある帰還装置が故障してしまった。そこで、一方通行になった装置を修理するべく、気鋭の科学者デニスは異世界をめざしたが、その世界は奇妙な法則、プラクティス効果に支配されていた……傑作冒険SF
『彗星の核へ(上)』HEART OF THE COMET〈ハヤカワSF754〉
共著:グレゴリイ・ベンフォード
訳:山高 昭/カバー:加藤直之/発行:1988年1月31日
2061年、近日点を通過しふたたび太陽系外へと向かうハレー彗星核とのランデヴーにエドマンド・ハレー号は成功した。四百人の調査隊のメンバーは、これから彗星に乗って、約八十年におよぶ調査研究の旅に出るのだ。地下の居住・研究施設の建設、スリープ・スロットの設置など仕事は山積していた。だが、万事順調にスタートしたと思われたとき、恐るべき災厄が襲ってきた……現代SF界を代表する二人による傑作ハードSF
『彗星の核へ(下)』HEART OF THE COMET〈ハヤカワSF755〉
共著:グレゴリイ・ベンフォード
訳:山高 昭/カバー:加藤直之/発行:1988年1月31日
2092年、ハレー彗星調査隊は絶滅の危機に瀕していた。遺伝子改造を受けた新人類である“パーセル”とそうでない人類“オーソ”間の対立による調査隊の分裂、彗星土着生物による疫病のために次々と斃れていく隊員たち、地球へ帰還するためにはぜひとも必要な軌道制御用〈小突き〉ランチャー建設の遅れ……しかも、彗星生物に汚染された調査隊の帰還を望まない地球政府は、ひそかにハレー彗星破壊のための陰謀をめぐらしていたのである! 現代アメリカSF界を代表する二人が、最新の科学データをもとに見事に描きあげた、スリルとアクションに満ちた傑作ハードSF巨篇。
『ポストマン』THE POSTMAN〈ハヤカワSF758〉
訳:大西 憲/カバー:木嶋 俊/発行:1988年2月29日
文明国家アメリカは、もはやどこを探してもなかった。核戦争のために、すべてが崩壊してしまったのだ。あとに残ったのは、大混乱を必死で生きのびた人々の集落と、弱肉強食の掟が支配する廃墟のジャングルだけ。ゴードンも、そんな世界を一人で生き抜いてきた男だった。だが山中に遺棄されていた郵便車を発見したとき、彼の中で何かが目覚めた。失われた夢の王国アメリカの幻影がよみがえってきたのだ! かくしてゴードンは、郵便配達員の制服を着て孤立無援の戦いに挑むが……ヒューゴー、ネビュラ両賞受賞の新鋭が、荒廃した世界に射しいる希望の曙光を雄渾の筆致で描く。
『ガイア(上)』EARTH〈ハヤカワSF1131〉
訳:酒井昭伸/カバー:加藤直之/発行:1996年2月29日
2038年。若き天才物理学者アレックスはマイクロ・ブラックホールの生成に取り組んでいた。これが完成すれば画期的なエネルギー源となる。ところが思わぬ事故でブラックホールが地中へ落下、このままでは地球は内部から食いつくされてしまう! 人口爆発や深刻な環境汚染などの危機的状況に加え、さらなる致命的な壊滅の危機に直面した“母なる地球”を救うべく、アレックスたち科学者チームは絶望的な戦いに乗り出すが!?
『ガイア(下)』EARTH〈ハヤカワSF1132〉
訳:酒井昭伸/カバー:加藤直之/発行:1996年2月29日
落下したブラックホールの調査を続けるアレックスたちは、驚くべき事実を発見した。彼らが追っているのとは別のブラックホールが存在していたのだ! いったい誰が、何を目的に創ったのか? 折りしも世界各地で超自然的地殻変動が頻発、地球壊滅のときが刻一刻と迫っていた……コンピュータ・ネットワーク情報網と最新科学の力をもって、“母なる地球”の救済に挑む人類の姿を、迫真の筆致で描く近未来スペクタクル巨篇!
『ポストマン〔改訳版〕』THE POSTMAN〈ハヤカワSF1220〉
訳:大西 憲/カバー:スチル(映画『ポストマン』)/発行:1998年2月28日
最終戦争ですべてが崩壊し、廃墟となったアメリカで、人々は小さな集落をきずき、やっと生きのびていた。ゴードンは、そんな世界をひとりで生き抜いてきた男だった。だが、山中に遺棄された郵便配達のジープを発見したとき、彼の運命は大きく変わった。郵便配達の制服を着たゴードンは、アメリカ再建をめざし、孤立無援の戦いに挑むが……キャンベル記念賞、ローカス賞受賞、ケビン・コスナ一監督・主演で映画化の話題作。
『グローリー・シーズン(上)』GLORY SEASON〈ハヤカワSF1280〉
訳:友枝康子/カバー:加藤直之/発行:1999年7月31日
極端な家母長制社会の惑星ストラトス。遺伝子工学の発達により、男性がほとんど排除され、女性のクローンが覇権を握る閉鎖的な惑星上では、短い夏の間、クローン技術によらずに生まれてくる子供たちがいた。そうした変異子の一人として、生まれ故郷から離れていくべく運命づけられた内向的な少女マイアは、快活な双子の妹ライアとともに冒険の旅にでる。だが、二人の行く手には想像を絶する苛酷な運命が待ち受けていた!
『グローリー・シーズン(下)』GLORY SEASON〈ハヤカワSF1281〉
訳:友枝康子/カバー:加藤直之/発行:1999年7月31日
マイアとライアがそれぞれ乗りこんだ二隻の船が嵐に遭い、うちライアの船が消息を絶った。一人残されたマイアはさらなる孤独な旅を続けていく。鋳物王場での重労働、仲間の裏切り、そして監禁……。だが、マイアの身に襲いくる試練はそればかりではなかった。鬱々とした独房生活を送るうち、やがてマイアは、宇宙からの〈訪間者〉をめぐる陰謀の渦中へと巻きこまれていく! 巨匠ブリンが雄揮の筆致で綴る感動のSF巨篇
『キルン・ピープル(上)』KILN PEOPLE〈ハヤカワSF1628〉
訳:酒井昭伸/カバー:加藤直之/発行:2007年8月25日
近未来のアメリカ、人々の生活は一変していた。画期的な新技術により、ついに人類のクローン作製が可能になったのだ。個人特有の定常波を利用して、陶土に意識をコピーし、ゴーレムと呼ばれる一日限定の複製を作る。機能別に色わけされた何体もの複製に仕事や勉学をやらせれば、作製者の原型は好きなことができるわけだ。そんな世界で、複製の違法コピー調査を得意とする私立探偵モリスが依頼された奇妙な誘拐事件とは?
『キルン・ピープル(下)』KILN PEOPLE〈ハヤカワSF1629〉
訳:酒井昭伸/カバー:加藤直之/発行:2007年8月25日
私立探偵モリスが依頼されたのは複製テクノロジーの大企業〈ユニバーサル・キルン〉の研究者ヨシル・マハラル博士を捜すことだった。一ヵ月ちかく前に行方不明になったが、警察に捜索を依頼しても、らちがあかないというのだ。モリスは、グリーンやグレイの複製を駆使してマハラルの行方を捜しはじめる。だが、思いもよらぬ敵がモリスとその複製たちを待ちうけていた……近未来アメリカを舞台に描く傑作SFミステリ登場
知性化宇宙〈THE UPLIFT UNIVERSE〉
『スタータイド・ライジング(上)』STARTIDE RISING〈ハヤカワSF636〉
訳:酒井昭伸/カバー:加藤直之/発行:1985年10月31日
人間=イルカ混成チームの乗り組む探険船〈ストリーカー〉は、ある辺境宙域で、銀河史上最大の発見をした。ひとつひとつが地球の月ほどもある五万隻の大宇宙船団。調査の結果、既知の知的種族のものではないばかりか、想像を絶するほどの太古から漂流していたことが明らかになった。しかもそのテクノロジーは、銀河系の科学水準をはるかに凌駕している。〈ストリーカー〉はこの発見を母星に報告するが、人類に敵対する銀河種族すべてが、その送信を傍受していたのだ! 米SF界期待の新星が壮大な未来史を背景に描き、ヒューゴー、ネビュラ両賞に輝いた傑作SF巨篇。
『スタータイド・ライジング(下)』STARTIDE
RISING〈ハヤカワSF637〉
訳:酒井昭伸/カバー:加藤直之/発行:1985年10月31日
〈ストリーカー〉が太古の漂流船団を発見したとのニュースは、全宇宙に衝撃をもたらした。五つの銀河系に勢力を競う多くの種族は、この船団こそ、数十億年前に宇宙進出を果たし、全知的種族の〈始祖〉となった伝説の種族の遺産だと考え、その秘密を手に入れようと、いっせいに宇宙艦隊をくり出して〈ストリーカー〉に迫る。間一髪、超空間ジャンプで攻撃をかわした〈ストリーカー〉は、クスセメニー星域の海洋惑星キスラップに身を潜めた。だが、異星人の追跡は執拗だった……雄大な構想と豊富なSF的アイデア、息もつかせぬ展開で米SF界の絶賛を浴びたSFスペクタクル。
『サンダイバー』SUNDIVER〈ハヤカワSF685〉
訳:酒井昭伸/カバー:加藤直之/発行:1986年9月30日
表面温度6000度、燃えたぎる核融合の炎に包まれた太陽……その太陽に知的種族が棲息している!? その種族こそ、人類に知性を与えたのち姿を隠した謎の種族そのものかもしれない。この銀河史最大の謎の解明のため、人類と銀河種族は合同で探検隊を組織し、〈サンダイバー〉計画が実行に移された!彼らが炎熱地獄の中で見たものは? 好評『スタータイド・ライジング』とともに壮大な未来史を構成する俊英の傑作宇宙SF。
『知性化戦争(上)』THE UPLIFT WAR〈ハヤカワSF872〉
訳:酒井昭伸/カバー:加藤直之/発行:1990年6月30日
人類=イルカ混成チームの探検船〈ストリーカー〉号が、銀河史を解明するうえで重要な証拠を発見したという知らせに全銀河情勢は一変した。五銀河の覇権を虎視眈々と狙う銀河列強、その秘密をおのがものとして他種族の優位に立つべく激烈な抗争を開始したのだ! 辺境の植民惑星ガースにも、その波紋は容赦なく押し寄せてきた――列強諸族のひとつ鳥類型エイリアンのグーブルーが、宇宙艦隊率いて突如来襲、人類とその僚友ネオ・チンパンジーの暮らすこの星への侵攻作戦を開始したのである! ファン待望の未曾有のSFスペクタクル開幕!
『知性化戦争(下)』THE UPLIFT WAR〈ハヤカワSF873〉
訳:酒井昭伸/カバー:加藤直之/発行:1990年6月30日
健闘むなしく、人類のガース防衛軍はたちまち一蹴され、ここにグーブルーの支配体制が確立された。だが森林地帯に難をのがれた人類とネオ・チンパンジーたちは、この逆境にあって果敢なレジスタンスを開始する。さらに、人類に友好的なティンブリーミーなどの種族も人類に援助の手をさしのべた。原住種族ガースリングの謎や、侵略者グーブルー内部の権力抗争も、この戦いに微妙な影を落とす……風雲急を告げる銀河情勢を背景に手に汗にぎる壮大無比のドラマを一糸みだれぬ筆致で描ききり、見事ヒューゴー賞の栄誉に輝いた話題沸騰のSF巨篇!
「誘惑」Temptation
『遥かなる地平1』所収(訳:酒井昭伸)
「知性化の曙」Life in the Extreme
『S‐Fマガジン546号』掲載(訳:酒井昭伸/イラスト:中村 亮)
生命の危機に晒されたアマチュア・ロケット愛好家を救ったのは!?――〈知性化〉シリーズ短篇(キャプション)
知性化の嵐
『変革への序章(上)』BRIGHTNESS REEF〈ハヤカワSF1371〉
訳:酒井昭伸/カバー:加藤直之/発行:2001年9月30日
はるか昔の乱開発によって荒れた生態系を回復するべく“休閑地”の指定を受け、知性種属の立ち入りが禁じられた辺境の惑星ジージョ。だが、いつしかこの惑星には故郷を追われた難民が流れつくようになり、いまや六種属もの住民が、ひっそりと隠れ住んでいた。ところが、ある日、宇宙から記憶を失ったひとりのヒトの男がジージョに漂着してきた。やがて、その男のあとに続くかのように、巨大な宇宙船がやってくるが……!?
『変革への序章(下)』BRIGHTNESS REEF〈ハヤカワSF1372〉
訳:酒井昭伸/カバー:加藤直之/発行:2001年9月30日
銀河列強の侵攻か、それとも新たな難民の来訪か? 色めきたつジージョの住民たちを尻目に堂々と着陸した宇宙船から現われたのはなんとヒトの惑星調査隊だった。はたして記憶を失った男と、この宇宙船の関係は? そして、突然の宇宙船来訪の真意とは? 六種属の思惑が交錯するなか、ジージョに大災厄が襲いかかろうとしていた!〈知性化〉三部作とともに壮大な未来史を構成する、新シリーズ〈知性化の嵐〉堂々の開幕
『戦乱の大地(上)』INFINITY’S SHORE〈ハヤカワSF1414〉
訳:酒井昭伸/カバー:加藤直之/発行:2002年9月30日
異星種属ローセンによる侵略を、かろうじてしのいだ惑星ジージョに潜伏する六種属たち。だが、安堵したのも束の間、ローセンの船をはるかにしのぐ巨大な宇宙戟闘艦がジージョの空に現われた。そして、その艦から降り立ったのは、冷酷かつ非情なことでその名を知られる列強種属ジョファーであった! ついに銀河列強に存在を知られたジージョの住民たちは、かつての平和な暮らしを取り戻すべく、必死に策を練るのだが……!?
『星海の楽園(上)』HEAVEN’S REACH〈ハヤカワSF1460〉
訳:酒井昭伸/カバー:加藤直之/発行:2003年10月31日
休閑宣言により知性種属の立ち入りを禁じられていた第四銀河系の惑星ジージョに逃げこんだ地球船〈ストリーカー〉。だが〈始祖〉の秘密を入手しようと、列強種属ジョファーの巨大戦艦〈ポルクジイ〉が執拗に追いかけてきた。ジージョに不法居住する六種属の協力をうけた〈ストリーカー〉の乗組員は、ジージョの深海に沈められていた多数の遺棄船を囮として宇宙へ飛びたたせ、遺棄船群にまぎれて銀河をめざし逃げだすが!?
『星海の楽園(上)』HEAVEN’S REACH〈ハヤカワSF1461〉
訳:酒井昭伸/カバー:加藤直之/発行:2003年10月31日
宇宙へと飛びだした〈ストリーカー〉は、惑星ジージョの神秘的な岩塊〈聖なる卵〉から発せられたビームにより復活した遷移点をめざしていた。〈ストリーカー〉はジョファーの戦艦〈ポルクジイ〉を道連れに自殺的な遷移をしようとしていたのだ。だが、恒星イズムヌティを利用してスイングバイをしようとした〈ストリーカー〉の前に思いもよらぬものが出現した……壮大なスケールで描きだす〈知性化の嵐〉三部作の最終巻。
短篇
「パク博士の胎児教育」Dr. Pak's Preschool
『S‐Fマガジン375号』掲載(訳:中原尚哉/イラスト:山野辺進)
一九八八年度ヒューゴー賞受賞作家デイヴィッド・ブリン、書き下ろしにて本誌初登場!(キャプション)
「時の河」The River of time
『S‐Fマガジン379号』掲載(訳:金子 浩/イラスト:山野辺進)
いつからか、時の流れのスピードがおかしくなりはじめ……(キャプション)
「益病」The Giving Plague
『S‐Fマガジン388号』掲載(訳:金子 浩/イラスト:米田仁士)
災厄か、はたまた僥倖か?――人類の存在を根底からくつがえすウイルスとは!?(キャプション)
「トール対キャプテン・アメリカ」Thor Meets Captain America
『S‐Fマガジン413号』掲載(訳:金子 浩/イラスト:中村 亮)
北欧神話の神々が第二次大戦に関与していたら?――人気作家の描く改変世界(キャプション)
「異形の痕跡」Detritus Affected
『S‐Fマガジン452号』掲載(訳:金子 浩/イラスト:成田一徹)
広大なゴミ捨て場から陸続と発掘される人骨。いったいここで何があったのか?(キャプション)
「巴里の火星人」Paris Conquers All
共著:グレゴリイ・ベンフォード
『S‐Fマガジン485号』掲載(訳:金子 浩/イラスト:沖 一)
花の都パリを侵略する火星人の戦闘機械――ヴェルヌがとった起死回生の方策とは?(キャプション)
「水晶球」The Crystal Spheres
『S‐Fマガジン499号』掲載(訳:金子 浩/イラスト:浅田 隆)
銀河系に無数の生命が存在するのなら、彼らはなぜ太陽系を訪れてこないのだろうか?(キャプション)
「有意水準の石」Stones of Significance
『S‐Fマガジン546号』掲載(訳:中原尚哉/イラスト:栗原裕考)
いま地上の天国では“現実性”をめぐる議論がかまびすしい――(キャプション)
「スカイ・ホライズン」Sky Horizon
『S‐Fマガジン618号』掲載(訳:中原尚哉/イラスト:小菅久美)
ふつうの高校生だったマークの生活は一変した。その日、エイリアンを助けてから……(キャプション)
「存在の系譜」What Continues...and What Fails...
『90年代SF傑作選(上)』所収(訳:酒井昭伸)
その他
「監視カメラのある街角」
エッセイ
『WIRED 28号』掲載(訳:?/イラスト:今井トゥーンズ)