『エバは猫の中 ラテンアメリカ文学アンソロジー』〈サンリオ文庫A14-a〉
訳:木村榮一・他/カバー:畑農照雄/発行:1987年1月20日
母から娘へ、何世代にもわたって繰り返され、受け継がれてきた美貌。皮膚の裏側でうごめく虫たちが、耐えがたい苦痛を与えながらも、美しさを助長し、永続させてきたのだ。しかし、ある日、その苦痛はあとかたもなく消え失せ、少女はもはや何物でもない自分に気づく。悠久に漂う魂の眼で、人間を俯瞰するガルシア=マルケスの「エバは猫の中」。表題作のほか、失った右手が巻き起こす悲喜劇(「アランダ司令官の手」)や、波と同棲する男の話(「波と暮らして」)など、17人の作家による、現実と幻想の精妙なる交歓が、ここに展開される。ラテンアメリカ文学の魅力をあますところなく伝える初めての本格的短編集。
収録作品
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『アランダ司令官の手』……アルフォンソ・レイエス
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『波と暮らして』……オクタビオ・パス
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『犬が鳴いてないか』……ファン・ルルフォ
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『生活費』……カルロス・フエンテス
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『カナリアとペンチと三人の死者のお話』……ホルヘ・イバルグエンゴイティア
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『包誠(パオ・チエン)による歴史』……サルバドール・エリソンド
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『遊園地』……ホセ・エミリオ・パチェーコ
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『ミスター・テイラー』……アウグスト・モンテローソ
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『エバは猫の中』……ガブリエル・ガルシア=マルケス
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『イシチドリの夜』……ガブリエル・ガルシア=マルケス
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『記章』……フリオ・ラモン・リベイロ
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『薔薇の男』……マヌエル・ローハス
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『閉じられたドア』……ホセ・ドノーソ
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『羽根枕』……オラシオ・キローガ
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『水に浮かんだ家』……フェリスベルト・エルナンデス
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『旅行者 -1840年』……マヌエル・ムヒカ=ライネス
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『パウリーナの思い出に』……アドルフォ・ビオイ=カサレス
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『追い求める男』……フリオ・コルタサル