エドモンド・ハミルトン〈Edmond Hamilton


長篇


『天界の王』THE STAR KINGS〈ハヤカワ・SF・シリーズ3217

 訳:矢野 徹/カバー:金森 達/発行:1973615日再版

「おたがいのからだに心を入れかえて、それぞれの時代を見聞してみないか?」――時の深淵を飛び超えて、遥か20万年未来から、若い科学者の声がそう呼びかけてきたとき、ゴードンは一瞬、おのれが発狂したかと疑った。だが、この胸躍る提案に、彼は命と正気を賭けようと決心した。未来に目ざめた瞬間から、これまでの平穏無事な、だが、しがない安サラリーマンとしてのうつろな日々が、目くるめく驚異と冒険に彩られた毎日へと一変するのだ! 彪大な時を隔てた心と心の交換は、首尾よく成功した。だが、彼を待ちうけていたのは予想だにしなかった世界だった。彼は知らなかったのだ――おのれが飛びこんだからだは、当時宇宙最強最大を誇る中央銀河帝国の若き王子その人であることを。全銀河征服の野望に燃える暗黒星雲連合の統治者ショル・カンの恐るべき魔の手が、その身にひそかに迫りつつあることを。そして、その大陰謀をうちくだき全銀河を破滅から救う唯一の望みが、彼の生死いかんにかけられていることを!*アクション、スリル、超科学、イマジネーション、そして恋――スペースオペラのもつあらゆる要素をもりこんで、この分野の第一人者が生みだした不滅の名作!

 

『最後の惑星船の謎』THE VALLEY OF CREATION〈久保書店 Q-T books SF

 訳:田沢幸男/カバー:角田純男/発行:1975615

この洞窟から――ずっと昔、宇宙船が葬られたこの洞窟から――最初の知性が地球に出現した! その知性は、人間、狼、虎、馬、鷲の五つの部族に宿った。「最初から、部族と人間はまったく平等だったんだ!」ネルスンはささやいた。「まず〈兄弟の一族〉から始まったんだ!それから、人間の部族のあるものがこの谷を離れ、地球全体に広まっていった――」人類の起源を中央アジアだとする解きがたい謎が、ついに解決された。ずっと昔のこと、太古の異星生物が、地球の五種類の動物に彼らの心を移しかえたのだ。

 

『宇宙艦隊の奇襲』BATTLE FOR THE STARS〈久保書店SFノベルズ〉

 訳:吉川純子/カバー:池松 均/発行:197971

エドモンド・ハミルトンはスペース・オペラと呼ばれる宇宙大活劇冒険小説の全盛期を造りあげた立役者であり、長短300余の作品群の中でも本書は傑作の一つに数えられるものだ。

 

『滅びの星』DOOMSTAR〈久保書店SFノベルズ〉

 訳:鎌田三平/カバー:福田典高/発行:1981920

恐怖の滅びの星の噂が宇宙の巷に流れる頃ヒヤデス星団の小恒星が突然死滅した。その謎を追ってタナナル星に赴く密交易商人が、謀略と裏切りの狭間で見たものは…!? 

 

『虚空の遺産』THE HAUNTED STARS〈ハヤカワSF459

 訳:安田 均/カバー:稲葉隆一/発行:19811231

月のガッサンディ・クレーターに基地を建設中、米国は驚くべき発見をした――三万年前のものとおぼしき軍事基地の廃墟が発掘されたのだ! 発見された小板や録音装置はただちに地球へ運ばれ、四人の言語学者からなる学術チームの手に委ねられた。地球の古代語との類似が鍵となり解読が成功したとき、予想だにしなかった事実が浮かびあがる。その廃墟こそ、想像を絶する強敵との戦いに滅びた人類の遠い祖先のものだったのだ。やがて、人々は解読された資料を用いて恒星宇宙戦を建造、究極の故郷を目指して虚空へと飛び立つのだが……壮大なスケールで描かれた傑作宇宙SF!

 

『時果つるところ』City at World's End

 訳:大山 優/イラスト:金森 達

『S‐Fマガジン44号』掲載(第1回)

のどかな朝の空を突如襲った猛烈な閃光と炎が消え天地の鳴動がやんだとき、意外にもミドルタウンは以前とまったく同じ姿で要綱の中に横たわっていた――超原爆攻撃の傷あとひとつ見せずに! アメリカ界の元老ハミルトンの雄篇、颯爽登場!(キャプション)

『S‐Fマガジン45号』掲載(第2回)

赤くよどんだ巨大な太陽のもと、涯てしなく拡がる不毛の荒野――それが、超原爆の巨大な力によって数千万年の未来に吹き飛ばされたミドルタウンの、生きてゆかねばならぬ世界だった! 人気沸騰の本格巨篇第二回!(キャプション)

『S‐Fマガジン47号』掲載(第3回)

この死に瀕した荒廃の世界にもまだ人類は生き残っているかもしれないというはかない望みに、ミドルタウンの全市民はすべてを託していた――そしてある日、息を飲む彼らの眼前に、一隻の巨大な宇宙船が舞い降りてきた……いよいよ佳境に入る本格未来ロマン日(キャプション)

『S‐Fマガジン48号』掲載(第4回)

地球を捨てて新しい惑星に移住せよ――〈恒星連盟〉の命令は、ミドルタウン市民にとっては死ねと言うに等しかった!(キャプション)

『S‐Fマガジン50号』掲載(最終回)

〈恒星連盟〉法を犯すことになるとは知りつつも、地球最後の人類たるミドルタウンの全市民は、惑星再生理論の実証に、未来と希望のすべてを賭けた……巨匠エドモンド・ハミルトンの波乱の大長編、ここに堂々完結!(キャプション)


スター・キング〈THE STAR KING


『スター・キング』THE STAR KING〈創元SF文庫637-01

 訳:川上一夫/カバー:真鍋 博/発行:19691115

悪魔か! ゴードンは心の中で囁かれる声に疑いをもった。「心と心を」交換しようと言うのである。しかも声の主は20万光年をへだてた世界=中央銀河帝国の王子で科学昔のザース・アーンであった。やがて、ゴードンは帝国の王子として活躍するようになったが、恐るべき暗黒星雲の支配者の魔手が帝国へのびていた。最強を誇る中央銀河帝国の存亡は、いまや彼の生死に……“スリルと恋とサスペンス。〈世界の破壊者〉の具名をもつハミルトンが描くスペース・オペラの代表作。

 

『スター・キングへの帰還』RETURN TO THE STARS〈創元SF文庫637-02

 訳:川上一夫/カバー:真鍋 博/発行:1973216

恐るべき暗黒星雲の支配者の手から中央銀河帝国の危機を救った二十世紀の地球人ジョン・ゴードンは時空を越えて呼びかける〈恒星王国〉の王女の愛と王子の助力によって、精神と肉体とをもった彼自身として、ふたたびスター・キングヘと帰還した。しかし、王女との再会も束の間、帝国に対して悪意をもつ辺境領主たちと王位を狙う悪人の魔手は、またもや中央銀河帝国の乎和をおびやかそうとしていた。十余年の歳月を経てハミルトンが描く「スター・キング」会心の続編


スターウルフ〈STARWOLVES


『さすらいのスターウルフ』THE WEAPON FROM BEYOND〈ハヤカワSF1

 訳:野田昌宏/イラスト:斎藤和明/発行:1970831

茫漠たる大銀河せましと、神出鬼没の略奪をかさねる生まれながらの無法者スターウルフ(星の狼)たち。その一人、ずぬけた体力と知力をもつモーガン・ケインが、仲間割れから深手を負って外人部隊に身を投ずる。カラル人にやとわれた外人部隊は、宿敵ヴォホル人の誇る、恐るべき秘密兵器の謎をさぐりだす。だが、その兵器の正体は……想像をはるかに絶するものだった。現代のスペースオペラ、スターウルフ・シリーズ堂々の初登場。

 

『さいはてのスターウルフ』THE CLOSED WORLDS〈ハヤカワSF29

 訳:野田昌宏/イラスト:斎藤和明/発行:1971630

「とても信じてくれないだろう」とランドール・アシュトンは言った。「だがこれだけは言える――こいつは宇宙探険に絶対的な革命をもたらす、とね」こうして彼をはじめとする四人の科学者と一人の星間貿易商は、アルクウ閉鎖星系に隠された恐るべき秘密の真相を追って意気揚々と地球を出発し、そしてそのまま消息を絶った……。捜索を依頼された外人部隊の面々は、隊長ディルロ以下、勇躍禁断の宇宙に乗り込んだが――怪獣潜む密林を抜け、亡霊さまよう廃虚を過ぎ、排他的アルクウ人と戦いながら、一行はついに山岳地帯の地下深く、異様な巨大装置を発見する!

 

『望郷のスターウルフ』WORLD OF STARWOLVES〈ハヤカワSF46

 訳:野田昌宏/イラスト:斎藤和明/発行:19711231

モーガン・ケイン――地球人の両親を持ちながら惑星ヴァルナに誕生。広漠たる大銀河にその名も高き宇宙海賊スターウルフの一人だった彼は、ふとした仲間割れから相手を殺し脱走、外人部隊に身を投ずる。以来あくまで一隊員として身元を隠し、追手を逃れてきたのだが――銀河系最大の芸術的秘宝〈歌う大陽〉が略奪され、それに二百万クレジットという莫大な貫金がかけられたことを知るや、彼は今は引退したはずの元隊長ディルロを再び引っぱり出し、不敵にも、彼に血の復讐を誓うスターウルフ達の待つ星――忘れじの生まれ故郷ヴァルナヘと、戻っていった……!


〈星間パトロール〉シリーズ


『銀河大戦』OUTSIDE THE UNIVERSE〈ハヤカワSF15

 訳:深町眞理子/イラスト:斎藤和明/発行:1971131

ここはわが銀河系宇宙の最外縁の星からさらに数千億マイル外側。漆黒の闇の中、壮麗に輝く島宇宙のへりにそって飛行を続けていた星間パトロールの一隊は、突如、いずかたともしれぬ虚空の彼方より襲来した謎の宇宙船団の攻撃にあい、壊滅的打撃を受けた。敵の正体は何か? そしてその目的は? 地球人ダー・ナルと彼の部下達は唯一隻、銀河系への必死の逃亡を開始した。この瞬間から、おのが宇宙の生死を賭け、三つの銀河を巻き込んだ、想像を絶する大宇宙戦が展開される!

 

『太陽強奪』THE STAR STEALERS and Other Stories〈ハヤカワSF53

 訳:深町眞理子/イラスト:斎藤和明/発行:1972331

赤色巨星アルトが奇怪にも突如針路を変え、わが太陽系めざし接近をはじめた。このまま進めば、衝突は一年以内だ! 急遽〈八星連合〉最高評議会より派遣されたジャン・トール以下八名の遠征隊は、やがてアルトの周囲に一個の惑星を発見。だが、偵察中、謎の光線に宇宙船を吸い寄せられ、無気味な都市の真只中に墜落する……! 赤色巨星、燃える星雲、暗黒星、巨大彗星、透明宇宙――次々襲い来る異世界よりの敵に、敢然立ち向かう星間パトロールの勇者たち! 巨匠ハミルトンが得意のスペースオペラに縦横の筆をふるった、傑作シリーズ待望の続巻!

 収録作品

『S‐Fマガジン87号』掲載(『激突する太陽』イラスト:金森 達)

その火のように赤い恒星は、刻々とわが太陽系に近づきつつあった――しかも、その針路はしだいに正確に太陽を狙いはじめたのだ!(キャプション)

『S‐Fマガジン90号』掲載(イラスト:金森 達)

その強大な重力場で、わが太陽を強奪せんと迫る暗黒巨星! 地球の危機に敢然立った決死隊の運命や、いかに?(キャプション)


キャプテン・フューチャー〈CAPTAIN FUTURE'S


『透明惑星危機一髪!』THE MAGICIAN OF MARS〈ハヤカワSF13

 訳:野田昌宏/イラスト:水野良太郎/発行:19701230

大宇宙の悪に敢然と立ち向かうひとりの男がいた。その名はキャプテン・フューチャー。幼くして両親を凶悪犯に殺害されたかれは、〈生きている脳〉サイモン・ライト、ロボットのグラッグ、アンドロイドのオットーの超人3人によって育てられた。やがて、偉大なる科学者にして勇猛果敢な冒険家として成長したかれは、その天才を悪と戦うことに捧げる決心をしたのである! お待ちかね、宇宙冒険大活劇の決定版、ついに登場

 

『挑戦! 嵐の海底都市』CAPTAIN FUTURE'S CHALLENGE〈ハヤカワSF31

 訳:野田昌宏/イラスト:水野良太郎/発行:1971731

水星、火星、土星と、宇宙旅行の鍵をにぎる貴重なグラヴィウムを産出する鉱山が、つぎつぎに破壊されていった。この太陽系の一大危機に、月面のキャプテン・フューチャーに向けてただちに出動要請の緊急信号がおくられた。しかし時すでに遅し!〈破壊王〉と名乗る謎の人物により、キャプテンはいずこかへ拉致されていたのだ! オットーらフューチャーメン3人は愛機コメットにうち乗って、必死の捜索を開始したが……

 

『暗黒星大接近!』CALLING CAPTAIN FUTURE〈ハヤカワSF42

 訳:野田昌宏/イラスト:水野良太郎/発行:19711130

「巨大な暗黒星が太陽系に接近しつつある。人類を救う道はただひとつ、太陽系の支配権をすべて余に与えよ!」太陽系内の全テレバイザー通信機に突如現われた怪人ザロ博士の言葉に、人々は大恐慌におちいった。事態を重視した太陽系政府は、キャプテン・フューチャーに助けを求めた。かくして正体不明のザロ博士ひきいる〈太陽系防衛団〉を相手に、火星、海王星、冥王星と、おなじみフューチャーメンの大活躍がはじまる!

 

『太陽系七つの秘宝』CAPTAIN FUTURE AND THE SEVEN SPACE STONES〈ハヤカワSF54

 訳:野田昌宏/イラスト:水野良太郎/発行:1972331

考古学者ケネス・レスターがニューヨークで殺害され、古代火星王朝の超科学の謎を封じ込んだ“神秘の石”の一つが略奪された。その石を七つ全部揃えて秘密を解いたものは、無限の力が得られるという! おりから地球で休暇を楽しんでいたキャプテン・フューチャーは、この事件を、火星人の秘密結社〈二つの月の子ら〉と結んで太陽系征覇をもくろむ天才科学者ウル・クォルン博士の仕業とにらみ、彼のいる金星へ愛機コメット号を飛ばした……! 悪と対決して向かうところ敵なし、太陽系全域にその名も高きフューチャーメンの面々さっそうの活躍!

 

『謎の宇宙船強奪団』STAR TRAIL TO GLORY〈ハヤカワSF59

 訳:野田昌宏/イラスト:水野良太郎/発行:1972531

最新の花形宇宙船が覇を競う太陽系一周レースを間近かにひかえ、水星の宇宙船試験基地に頻発する奇怪な宇宙船消失事件! 黒いもやがテスト飛行中の新造船を包む、と船は姿を消し、パイロットは宇宙空間の真っただ中に放り出されているのだ。あまりの難事件に音をあげた惑星警察機構は、フューチャーメン出動を要請――おりもおり、一人で月の裏側散歩としゃれこんでいたアンドロイドのオットーが、快速宇宙艇コメット号ともども謎の機械人間一味に誘拐された! 手口ほどうやら一連の事件と同じだ。さて、真相やいかに!? スペースオペラの最高人気シリーズますます快調!

 

『時のロスト・ワールド』THE LOST WORLD OF TIME〈ハヤカワSF69

 訳:野田昌宏/イラスト:水野良太郎/発行:1972930

時を隔てる一億年の昔、火星と木星の間に存在していた惑星カタインは、悲惨な終焉を迎えようとしていた。木星と衝突する日を目前に、科学者ダルムールは〈時搬送ビーム〉を使って救援を乞う電磁信号を未来に向けて送るが――その時究を超えた必死の叫びにこたえたのは、ほかならぬわれらが英雄キャプテン・フューチャーその人だった! かねてから時間旅行の研究をつづけてきた彼は、さっそく愛幾コメット号に〈航時推進機〉を装備して、仲間と共に一路太古の惑星めざし出発した! 巨匠ハミルトンの人気スペースオペラ・シリーズ第六巻!

 

『輝く星々の彼方ヘ!』THE QUEST BEYOND THE STARS〈ハヤカワSF85

 訳:野田昌宏/イラスト:水野良太郎/発行:1973331

太陽系内最小の惑星水星は刻々と死の時を迎えつつあった。大気と水の不足は決定的で、もはや資源の枯渇から人工空気の製造もおぼつかない状態だった。この危機はやがて他のより大きな惑星にもかならずおよぶ。フューチャーメンの面々はついに最後の手段として“無”から有を生む物質生成の秘密を求め、銀河系の中心、エネルギーが物質へと変化する驚異と神秘の空間〈物質生成の場〉めざして出発した! だが、未知の虚空に一行を待っていたものは、恐るべき頭脳破壊力線、漆黒の宇宙塵流、そして様々な恒星人達……。太陽系の運命を賭け、壮大な銀河の謎に挑むわれらが英雄キャプテン・フューチャー!

   

『宇宙囚人船の反乱』THE FACE OF THE DEEP〈ハヤカワSF98

 訳:野田昌宏/イラスト:水野良太郎/発行:1973831

囚人護送船〈ヴァルカン〉は、いましも太陽系重罪刑務所がある冥王星の衛星ケルベルスめざして、長い旅に出ようとしていた。美人パトロールのジョオンがこの船の警備につくことを知ったカーティスは、各惑星から指折りの兇悪犯人を一堂に集めて護送するという危険きわまる任務に彼女の身を案じ、フューチャーメンを引き連れ共に船に乗り込んだ。不穏な空気に包まれながらも、やがて船は海王星ヘ――正義の王者キャプテンに激しい憎悪を抱く囚人達が、驚くべき奸計を用いて反乱を起したのは、その時だった! ジョオンを人質に取られ闘いもままならず、敵に追いつめられたキャプテン危機一髪!

 

『魔法の月の血闘』MAGIC MOON〈ハヤカワSF147

 訳:野田昌宏/イラスト:水野良太郎/発行:1974831

フューチャーメンの伝記が映画化されることになった。タイトルは「大宇宙のエース」! 華々しい宣伝が開始され、キャプテン役はなんと一般公募という発表に全太陽系は沸き立った。ところが――これこそ大陰謀、ロケーションにかこつけて冥王星第三衛星スティックス、通称〈魔法の月〉へ乗り込み、そこで最近発見されたダイヤモンド鉱床を腕づくでも我が物にしようという、悪名高い企業家ジョン・パルデーンの大芝居だったのである! 一行の監視を依頼されたキャプテンは、正体を隠して映画会社のコンテストに応募、まんまと自分自身を演ずる主役の座を獲ち取るとロケ隊と共に地球を出発するが……

 

『彗星王の陰謀』THE COMET KING〈ハヤカワSF284

 訳:野田昌宏/イラスト:水野良太郎/発行:1978331

太陽系内で原因不明の宇宙船消失事件があいついで発生した。貨物船、定期旅客船、タンカーなどあわせて52隻、はては調査におもむいた惑星パトロール司令エズラ・ガーニーと美人諜報員ジョオン・ランドールの宇宙船までも消息を断つ始末! 事態を重視した太陽系政府は、ついに意を決して月面に合図を送りキャプテン・フューチャーの出動を要請した。調査の結果、ハレー彗星がその原因であることをつきとめたものの、なんとフューチャーメン一行までも恐るべき科学力を用いる彗星人によって囚われの身に! はたして太陽系の運命は……痛快宇宙大活劇第12弾! 

 

『脅威! 不死密売団』THE TRIUMPH OF CAPTAIN FUTURE〈ハヤカワSF164

 訳:野田昌宏/イラスト:水野良太郎/発行:1975531

老いさらばえた肉体を、瞬時にして若返らせる驚異の秘薬〈生命水〉が発見された。だが発見者は性根のくさりはてた悪漢ども――しかも、その秘薬はひとたび口にしたが最後、永久に飲み続けなければ必ず死ぬという、恐るべき麻薬でもあったのだ! もちろん、太陽腸系警察は全力をあげて密売シンジケートの撲滅に乗りだすが、一切の手がかりもつかめぬまま犠牲者の数はうなぎのぼりに増すばかり。この危機を解決できるものは、ひとりわれらが英雌キャプテン・フューチャー! そして、悪漢どもとの熾烈な戦いの火ぶたは華々しく切って落とされるのだった!

 

『惑星タラストを救出せよ!』PLANET IN PERIL〈ハヤカワSF298

 訳:野田昌宏/イラスト:水野良太郎/発行:19781031

大至急衛星ダイモスまでこられたし! 老科学者チコ・スリンの連絡を受け、ダイモスに急行したフューチャーメンー行は、そこで驚くべき実験をまのあたりにした。アルルス人が残した奇妙な科学機器を改造したチコ・スリンは、20億光年かなたの別の宇宙から異星人を呼びよせることに成功したのだ! 〈冷たきものたち〉と呼ばれる怪物どもに苦しめられていた彼らタラスト人は、最後の手段として別の宇宙に救援を求めたのである。奇怪な四次元空間を抜けて、フューチャーメンー行は滅亡の危機にある惑星タラストを救うべく、20億光年のかなたへと旅立ったが……。

 

『人工進化の秘密!』THE STAR OF DREAD〈ハヤカワSF318

 訳:野田昌宏/イラスト:水野良太郎/発行:19781130

天王星の衛星チタニアで、キャプテン・フューチャーは驚くべき内容の石板の発掘に成功した。その石板には、人類の祖先であるデネブ人たち最高の秘密――人工進化の秘密の隠し場所が刻まれていたのだ! 人工進化――その秘密を手にする者は、自らを超人間に、神にまで改造することが可能となる。この計り知れぬ富に目のくらんだ発掘隊員ノートンは、奸計を用いて〈コメット〉号を強奪、あろうことかジョオン・ランドールまでも拉致して、遥かな銀河の果て人類文明発祥の惑星デネブヘと向った! われらが英雄キャプテン・フューチャーの痛快極まる大宇宙活劇。

  

『月世界の無法者』OUTLAW OF THE MOON〈ハヤカワSF394

 訳:野田昌宏/イラスト:水野良太郎/発行:1980630

緊急手配、逃走中の兇悪犯キャブテン・フューチャーを逮捕せよ! 水星を危機から救う“秘密’を手に入れ、ようやく月面基地に戻ったフューチャーメン。だがかれらの留守中に、月のラジウム鉱床の採掘が始まっていた――太陽系の将来のため、採掘許可は取り消させなければならない。キャプテン・フューチャーは太陽系政府主席を訪れたが、そのかれの目の前で、主席は何者かのあやつる〈リモート・ロボット〉に殺されてしまった! 殺人犯の濡れ衣を着せられ、全太陽系内で指名手配の身となったフューチャーメンー行は逃走を続けながらも、真犯人を捜すが……!?

 

『小惑星要塞を粉砕せよ!』THE SOLAR INVASION〈ハヤカワSF475

 著:マンリー・W・ウェルマン

 訳:野田昌宏/イラスト:水野良太郎/発行:1982531

太陽系功労賞の授賞式から逃げだして、小惑星へ物見遊山の旅としゃれこんだフューチャーメンー行に、とんでもない知らせが舞いこんだ。留守番役のクラッグともども、月が消滅減したというのだ。異次元にでもすべりこんだのか? ただちに捜索を開始したキャブテン・フューチャーは、ある次元空間上で、ついに月を発見した。だがその月は、緑のジャングルにおおわれていた! しかも、驚くキャプテンの目の前にあらわれたターバン姿の人影――なんとそれは、太陽に突入し死んだはずの〈火星の魔術師〉ウル・クォルンであった。はたしてかれは何を企んでいるのか?

 

『ラジウム怪盗団現わる!』OUTLAW WORLD〈ハヤカワSF477

 訳:野田昌宏/イラスト:水野良太郎/発行:1982630

どこからともなく現われては、ラジウムだけを狙う〈ラジウム怪盗団〉。いったいその目的は、そして本拠地はどこにあるのか? 折しも貨物宇宙船〈オリオン〉からの救難信号が、太陽系警察機構本部に入った。“本船は航行不能! 盗賊の移乗にまかすしかない”そして、いったん途切れたあと、電信コードで入ってきた通信は、“リーダーは、天王星人のルウ・グウル!”――死んだと思われていた悪の天才科学者だ。しかも、襲われた船には、捜査に着手していたキャプテン・フューチャーが乗り組んでいたのだ。キャプテン・フューチャー・シリーズ棹尾を飾る傑作長篇

  

「鉄の神経お許しを」Pardon My Iron Nerves

 『太陽系無宿』所収(訳:野田昌宏)

 『S‐Fマガジン85号』掲載(訳:野田昌宏/イラスト:?)

七フィートの鉄人ロボット・グラッグが、こともあろうにノイローゼになり、人間のいない冥王星第4衛星へ、はるばる療養に出かけたはいいが――そこでも彼の鉄の神経は休まるどころか、いよいよ狂ってしまったのだ!(キャプション)

 

「衛星チタンの〈歌い鳥〉」The Harpers of Titan

 『S‐Fマガジン225号』掲載(訳:野田昌宏/イラスト:加藤直之

箱型の体、レンズ眼、共振唇――生きている脳=サイモン・ライトが久方ぶりで新しい身体を得る事になったが……おなじみキャプテン・フューチャー・シリーズ!(キャプション)

 『S‐Fマガジン302号』再掲載(訳:野田昌宏/イラスト:山野辺 進)

〈生きている脳〉サイモン・ライトが、もう一度生ま身の体をとりもどした時……(キャプション)

 

「太陽の子供たち」Children of the Sun

 『S‐Fマガジン302号』掲載(訳:久志本克己・野田昌宏/イラスト:水野良太郎)

空洞惑星ヴァルカンに隠された、〈古代帝国〉の恐るべき装置とは……(キャプション)

 

「忘れじの月」Moon of Unforgotten

 『S‐Fマガジン302号』掲載(訳:久志本克己・野田昌宏/イラスト:米田 裕)

ジョオンから緊急連絡が入った! ガーニー司令が捜査中に行方を絶ったという……(キャプション)

 

「<物質生成の場>の秘密」Birthplace of Creation

 『S‐Fマガジン302号』掲載(訳:山本孝一・野田昌宏/イラスト:天野喜孝

厳重な監視システムを破り、月面基地に何者かが侵入――極秘資料が盗みだされた!(キャプション)

 

「キャプテン・フューチャーの帰還」The Return of Captain Future

 『S‐Fマガジン302号』掲載(訳:川合康雄・野田昌宏/イラスト:佐藤道明)

アンドロメダ星雲より、フューチャーメンが持ちかえった謎の物体の正体は……(キャプション)

 

「もう地球人では……」Earthman No More

 『S‐Fマガジン302号』掲載(訳:北野喜樹・野田昌宏/イラスト:坂口 尚)

キャプテン・フューチャー一行は、仮死状態で宇宙を漂流していた一人の男を救助したが……(キャプション)


短篇集


『星々の轟き』THUNDERING WORLD〈青心社SF2003

 編:安田 均/カバー:稲葉隆一/発行:1982730

宇宙空間に浮かぶ巨大なスターホテルを舞台に、謎の異星生物をめぐって起こる宇宙海賊と一匹狼の息づまる闘いを痛快に描く表題作「ライオンルース」。惑星ナンデイ=クラインを突然襲った生態系の大変動と伝説の海底鬼の謎にいどむ若き女性科学者ナイルの活躍を描く「トラブル タイド」など、銀河系の中心部にあり、さまざまな異星生物が生息する〈ハブ連邦〉を舞台に、「テルジーの冒険」のバックボーンをなす〈ハブ連邦シリーズ〉の傑作短篇集!

 収録作品

·          「進化した男」 The Man Who Evolved

訳:風見潤

·          「星々の轟き」 Thundering Worlds  

訳:鎌田三平

·          「呪われた銀河」 The Accursed Galaxy

訳:酒匂真理子

·          「漂流者」 Castaway

訳:田中克巳

·          「異星からの種」 The Seeds from Outside  

訳:山田順子

·          「レクイエム」 Requiem  

訳:安田均

·          「異境の大地」 Alien Earth  

訳:宮崎孝雄

『反対進化』所収(訳:中村 融)

『別冊・奇想天外7号』掲載(訳:宮脇孝雄/イラスト:菊池みどり)

·          「プロ」 The Pro

訳:伊藤典夫

『スペースマン』所収(訳:伊藤典夫)

『反対進化』所収(訳:中村 融)

 

『フェッセンデンの宇宙』FESSENDENS WORLDS and other stories〈河出書房新社 奇想コレクション〉

 訳:中村 融/カバー:松尾たいこ/発行:2004420

“奇想コレクション”第4回配本は、情感豊かなストーリー・テラー、エドモンド・ハミルトン。生誕百周年を記念して、完全新訳・オリジナル編集でおくる、奇想天外がぎっしりつまった物語集。史上最高の科学者フェッセンデンが実験室のなかに宇宙を創った!世界中の言葉に翻訳された、名作中の名作「フェッセンデンの宇宙」をはじめ、代表作「向こうはどんなところだい?」「翼を持つ男」、切ない怪奇小説「帰ってきた男」、ショート・ショート「追放者」、さらに本邦初紹介作として「風の子供」「凶運の彗星」「太陽の炎」「夢見る者の世界」の4篇を含む、全9篇を収録。

 収録作品

『SFマガジン・ベストNo.2』所収(訳:稲葉明雄)

『世界SF全集31所収(訳:稲葉明雄)

『華麗なる幻想』所収(訳:稲葉明雄)

『機械のある世界』所収(訳:稲葉明雄)

『S‐Fマガジン15号』掲載(訳:稲葉由紀/イラスト:中島靖侃)

二枚の金属円盤の間に何の支えもなく浮かぶその稠密な閃光の雲を、彼は宇宙だというのだ――彼が創造した宇宙だと。SF界の元老として今なお活躍を続けるハミルトンの古典傑作!(キャプション)

『S‐Fマガジン499号』再掲載(訳:稲葉明雄/イラスト:佐治嘉隆)

その実験室にはひとつの宇宙が創りあげられていた。そこでは……(キャプション)

『S‐Fマガジン68号』掲載(『何が火星に?』訳:矢野 徹)

火星探検から戻った彼は人々の注視の的だった。「むこうはどうでした?」とみな聞いた。そして彼は答えるのだった……

『時と次元の彼方から』所収(訳:斎藤伯好)

『S‐Fマガジン31号』掲載(訳:斎藤伯好)

『S‐Fマガジン122号』掲載(『翼をもつ男』訳:荒俣 宏/イラスト:岩淵慶造)

強烈な放射線を浴びた母体から、医学史上いまだかつて類例のない奇蹟が生まれた。その新生児は、翼をもつミュータントだったのだ!(キャプション)

 

『反対進化』DEVOLUTION and other stories<創元SF文庫ハ-6-3>

 訳:中村 融・編/カバー:森流一郎/発行:2005325

《キャプテン・フューチャー》 シリーズや《スター・キング》二部作などで、スペース・オペラの雄として知られるエドモンド・ハミルトンは、同時に奇想SF短編の名手でもある。カナダ奥地で発見されたゼリー状の奇妙な生物との遭遇を描いた表題作をはじめ、人里離れた山地に落下した多面体状の隕石が秘めた真実「呪われた銀河」、《キャプテン・フューチャー》 と同じ宇宙を舞台にした冒険譚「失われた火星の秘宝」、未来が現実となったときのSF作家の哀愁「プロ」など、本邦初訳作3編をふくむ傑作10編を精選。

 収録作品

訳:中村 融

『S‐Fマガジン140号』掲載(訳:関口幸男/イラスト:岩淵慶造)

赤き巨星アンタレスの光のもと、五つ月めぐる惑星カルダーの運命を賭けて、敢然、光線剣を片手に敵地に切りこむ若き地球人の行手に待つものは?(キャプション)

訳:中村 融

訳:市田 泉

『S‐Fマガジン152号』掲載(訳:関口幸男/イラスト:岩淵慶造)

アトランティスの守護者として敬われた私を裏切り、全大陸を海底へと没し去ったうえ、妻を奪って逃げる男を追って私は脳移植を続けながら60世紀の時空を越えて現代へ!(キャプション)

訳:中村 融

『不思議の国のラプソディ』所収(訳:小尾芙佐)

『S‐Fマガジン30号』掲載(訳:神谷芙佐/イラスト:金森 達)

大密林にわけ入った学者たちは、そこに万物の霊長とうぬぼれる人間の自身を無残に打ち砕くものを見た!(キャプション)

『S‐Fマガジン400号』再掲載(訳:小尾芙佐/イラスト:錦織正宜)

万物の霊長とうぬぼれる人間の自身を無残にうちくだく、そのものとは?(キャプション)