フレデリック・ポール〈Frederik Pohl


長篇


22世紀の酔っぱらい』DRUNKARD'S WALK〈創元SF文庫64401

 訳:井上一夫/カバー:真鍋 博/発行:1971716

大学の数学教授コーナットは、絶えず自殺に駆りたてられていた。しかし、その願望はつねにある偶然によって未遂に終わった。そんなある日、学術調査団は研究のために南海の孤島から原住民を連れ帰ったが、彼らを媒体として天然痘が流行し、社会的恐慌をひき起こした。そのうち、ついにコーナットは高名な知識人たちの不可解な死因と天然痘の蔓延とをひそかに喜ぶものの存在に気づいた。だれが、そしてその理由とは? F・ポールが軽妙なタッチで描くユーモアSF。

 

『臆病者の未来』THE AGE OF THE PUSSYFOOT〈ハヤカワ・SF・シリーズ3310

 訳:中尾 明/カバー:中島靖侃/発行:19731215

1969年、猛火に包まれたフォレスターは黒焦げの焼死体となって発見された。そして2527年、申しぶんなく健康な肉体を取りもどした彼は、ふたたびこの世界に姿を現す。医学の驚くべき進歩がもたらした奇跡、死者の再生手術が行われたのだ! そして、彼を迎える奇妙な未未社会――火星人からは決闘を迫られ反機械協会の会長からは入会をすすめられ、二人の子供がいるアドネという女からは〈快楽の友〉を介してキスを贈られる……死の恐怖は忘れられ、安楽と気晴しだけに明け暮れる毎日――極点に達した科学の発達はそれだけにとどまらず、社会の様式を、また人の心さえも一変させたのだった。だが20世紀生まれのフォレスターがそれに馴染むのは、容易なことではない。たえずとまどい、間違いをおかし、わけもわからぬままに押し流されてゆく。そして気がついた時には、地球の命運はすべて彼の手にゆだねられていたのだ! *コーンブルース、ウィリアムスンらとの共作から多くの名作をうみだした作家、またヒューゴー年間最優秀雑誌賞受賞三回という名編集者フレデリック・ポール。本書は、その彼が自己の才能のすべてを傾注し、遥か未来世界に人類の行方を予言する最新意欲作!

 

『深海の恐竜』UNDERSEA FLEET〈角川SFジュヴナイル814-1

 共著:ジャック・ウィリアムスン

 訳:久米 穣/イラスト:横山 明/発行:1978228

遠い未来、人類はすでに海底の開発に成功していた。ジムが潜水士官学校で知りあったデビッドのように、深さ6400メートルの海底都市で生まれた少年もいる。もちろんジムも、海底生活の魅力にとりつかれ、士官学校を志願した一人だった。卒業も迫り、見習生たちは最後の潜水実習のため海へ出ていた。ジムとデビッドがその不思議なものを見たのは、ある夜、船の甲板でだった。それは何か巨大な生き物のようだった。黒い影は暗い波間に浮かんですぐ消えた。大ウミヘビ、あるいは太古の首長竜の生き残りか? やがてある事件を機に、ジムたちは神秘に満ちた海底の冒険に出発することになるのだが……。

 

『仮面戦争』THE COOL WAR〈早川書房海外SFノヴェルズ〉

 訳:矢野 徹/カバー:鶴田一郎/発行:1982315

人口増加と資源の枯渇に悩む近未来の地球。国際関係は絶えず一触即発の情勢にあった。だが、それは大勢力間のあからさまな軍事行動として現われることはなかった。核戦争は両陣営にとって自殺行為に等しいからだ。そのかわり、国家は宣戦布告なしの散発戦と経済攻撃を密かに敵国に仕掛けていた――犯罪、宗教、交通事故、物価高騰、文化現象などのあらゆる日常の出来事は、実は巧みに仕組まれた敵国の戦略なのだ。爆弾やミサイルが飛び交うものだけが戦争ではない。それはどんなやり方であろうと他の一方にダメージを与えること、力ずくではなく隠微な方法で相手を敗北させるゲームなのだ! 米国秘密調査機関はこのゲームの代理人として、平凡な牧師H・ホーンズウェル・ヘイクを選び出した。ヘイクの最初の任務は、青少年グループと共に海外を旅行し、キヌザルを各国にプレゼントすること。だが、その目的はヘイクには知らされていなかった。キヌザルは秘密情報を伝える急使なのか? それとも、改造された秘密兵器ででもあるのか? どこか腑に落ちぬまま機上の人となるヘイク牧師。自分がヨーロッパ大陸半分に多大な害を及ぼすとも知らずに! 新生ポールが、スパイ小説の形式を借りて近未未の世界をアイロニカルに描く!

それはすでに始まっている。宣戦布告もなく弾丸が飛ぶこともない。だが恐るべき仮面戦争! ヘイクは心ならずもその尖兵となった(キャプション)

満身創痍で帰国したヘイクに、なおも黒い手が迫る! そして近東――そこで彼が見たものは、巧妙きわまるエネルギーの泉だった!(キャプション) 

 

『宇宙商人』THE SPACE MERCHANTS〈ハヤカワSF563

 共著:C・M・コーンブルース

 訳:加島祥造/カバー:佐藤弘之/発行:1984年6月30

世界最大の広告トラスト、ファウラー・ショックン社につとめるスター・クラスの広告ディレクター、ミッチェル・コーティネーは、新たに創設された金星計画室の室長に任命された。彼の仕事は、あらゆるメディアを通じ、あらゆるテクニックを駆使して、地球全人口の16分の15を占める一般消費者に金星を“売る”こと――金星が住みやすかろうとなかろうと、その結果植民者がどうなろうと、金星植民を宣伝して、それを実現させることであった! 巨大広告トラストに支配される未来世界を舞台に、スリリングかつサスペンスフルに展開される、ポール&コーンブルースの最高傑作!

 

『マン・プラス』MAN PLUS〈ハヤカワSF833

 訳:矢野 徹/カバー:加藤直之/発行:1989831

西暦2024年。世界人口は80億を越え、全世界は食糧不足と国際緊張にあえいでいた。コンピューターによれば人類滅亡の可能性は90パーセント以上。この危機を乗り越えるには、火星に植民するしかない。そこでアメリカは総力をあげて《マン・プラス》計画に挑んだ。苛酷な火星環境に適応させるため、人間をサイボーグ化しようというのだ。サイボーグ第1号は実験中に死亡し、すべては第二号であるロジャー・トラウェイの双肩にかかっていた。だがそのロジャーにも危険信号が……ポールがサイボーグをテーマに人間と機械の新たな関係を描く力作SF。

 

『JEM』JEM : THE MAKING OF A UTOPIA〈ハヤカワSF843

 訳:矢野 徹/カバー:加藤直之/発行:19891031

空中を浮遊する風船虫、地上を這い回るひしゃげ蟹、そして地中を掘り進む穴掘屋――宇宙生物学者ダニー・デイルハウスは狂喜した。双子座の惑星ジェムには、三種類もの知的生物が存在しているのだ。そのうえジェムは地球型環境の惑星だから、人口増加と資源枯渇に悩む地球にとって、願ってもない植民惑星となる。デイルハウスの調査結果を受け、食料ブロック、燃料ブロック、人民ブロックに別れた地球では、ただちに各ブロックごとの探険隊が組織された。他のブロックより先にジェムを獲得するために三つどもえの熾烈な競走が始まったのだ! 

 

『時の果ての世界(上)』THE WORLD AT THE END OF TIME〈ハヤカワSF1017

 訳:矢野 徹/カバー:木嶋 俊/発行:1993531

地球から20光年以上離れた人類初の植民惑星ニューマンホームをめざす恒星間宇宙船〈ニュー・メイフラワー〉。その途上、航宙士の息子ヴィクターは、父とともに人工冬眠からめざめさせられた。予期せぬ閃光星による光子の洪水のために、光子帆を使っている宇宙船の航宙士たちはコースの修正を余儀なくされたのだ。しかも、植民者たちの試練はそれだけでは終わらなかった……巨匠ポールが雄大な時空問を舞台に描く傑作!

 

『時の果ての世界(下)』THE WORLD AT THE END OF TIME〈ハヤカワSF1018

 訳:矢野 徹/カバー:木嶋 俊/発行:1993531

G3型恒星の内部に住んでいるプラズマ生物ワン・ツは、重力や電磁カはもちろんのこと、あらゆる素粒子やタキオンまでも操作できる。恒星や銀河を誕生させたり、破壊するのも思いのままだ。だが星をおもちゃにして遊ぷ自分のなにげない行為が、惑星ニューマンホームの表面に住む微小な生物、人類にどんな影響を与えるのか、ワン・ツは知るよしもなかった――恒星間植民を始めた人類とプラズマ生物の関係を壮大に描く傑作

 

『異郷の旅人』HOMEGOING〈ハヤカワSF1042

 訳:矢野 徹/カバー:田中 光/発行:19931231

ここが地球、ぼくの故郷なんだ! 異星種族ハクーリの恒星船で生まれ育ったサンディーは、22歳にしてはじめて故郷の大地に降り立った。母星の言語や習慣は宇宙で受信したTV放送であらかた研究ずみである。だが、核戦争と温暖化で大きく変貌した地球の生活は彼の知らないことばかり。そのうえ地球人・ハクーリ双方がサンディーをめぐる陰謀を企てているらしいのだ……宇宙育ちの青年の心の成長をいきいきと描いた傑作長篇。


ゲイトウェイ〈GATEWAY〉シリーズ


『ゲイトウェイ』GATEWAY〈ハヤカワSF769

 訳:矢野 徹/カバー:木嶋 俊/発行:1988515

金星付近の小惑星で発見された千隻あまりの宇宙船――それは、謎のヒーチー人が残した超光速船だった! この船を使えば、人類の念願の恒星への飛行が可能となる。だが、操縦方法は皆目わからなかった。目的地も、要する時間も、エネルギーの残存量もわからぬ状態で飛び立つしかない。行手に待つものは死か、それとも、富を約束する未知の惑星か……かくて一攫千金を夢みる冒険家たちによって、スター・ラッシュが始まった! SF界の重鎮が、斬新な手法と躍動感あふれるストーリイ展開とで描き、全米の読者から熱狂的にむかえられた、ヒューゴー、ネビュラ両賞受賞作!

 

『ゲイトウェイ2-蒼き事象の水平線の彼方-BEYOND THE BLUE EVENTHORIZON〈ハヤカワSF786

 訳:矢野 徹/カバー:木嶋 俊/発行:1988915

超先史文明を築いた宇宙種族ヒーチー人の“食料工場”が発見された! そのニュースに地球中は興奮した。ヒーチー人の残した超光速船を使って、巨万の富を築いたロビネット・ブロードヘッドもそのひとりだった。彗星ガスから無尽蔵の食料を生産できるこの工場こそ、食料難にあえぐ地球にとって絶好の切り札となるのだ。ブロードヘッドはさっそく、食料工場開発会社を設立し、冥王星の彼方へ調査隊を派遺した。ところが、三年半におよぶ航宙のすえ到着した調査隊は、そこで思いもよらぬ事態に遭遇する……『ゲイトウエイ』で語り残されたヒーチー人の謎の核心に迫る力作!

 

『ゲイトウェイ3-ヒーチー・ランデヴー-(上)』HEECHEE RENDEZVOUS〈ハヤカワSF795

 訳:矢野 徹/カバー:木嶋 俊/発行:19881130

ヒーチー・ヘブンの発見で、ヒーチー船の操縦方法の解読が進み、人類は自在に字宙空間を航行できるようになった。もはや、ブラック・ホールも恐るるにたりない。だが、地球の慢性的な人口過剰を解消するには、ヒーチー船の輸送スペースはあまりにも小さかった。最大の輸送船でも一度に四千人しか運べないのだ。政財界の大立者となったロビネット・ブロードヘッドは現状打開のため、自分のコンピューター科学顧間、アルバート・アインシュタインに、ヒーチー人探索の究極のプログラミングを開始させるが……好評シリーズ、待望の第三部登場!

 

『ゲイトウェイ3-ヒーチー・ランデヴー-(下)』HEECHEE RENDEZVOUS〈ハヤカワSF796

 訳:矢野 徹/カバー:木嶋 俊/発行:19881130

ロビネット・ブロードヘッドの旧友、オーディー・ウォルサーズが、ヒーチー人の思考らしきものと接触した。その接触源にむけて、ブロードヘッドはすぐに無人船を出立させる。ただし、その方向はアインシュタイン・プログラムがヒーチー人が潜んでいると主張していた、銀河系中央の巨大なブラック・ホールの位置とは微妙にずれていた。けれども無人船が送信してきたのは、端から端まで十万キロもの長さの帆を備えた光子宇宙船の映像だった。ついにヒーチー人の正体が明かされるのだろうか? 多面的な語り口で鮮やかに描きだされる壮大な字宙史

 

『ゲイトウェイ4‐ヒーチー年代記‐(上)』THE ANNALS OF THE HEECHEE〈ハヤカワSF809

 訳:矢野 徹/カバー:木嶋 俊/発行:1989215

ヒーチー人の超テクノロジーの恩恵を受け、人類は飛躍的な発展をとげた。唯一の間題は、暗殺者たちとよばれるエネルギー生物だった。かれらは数多くの文明を破壊し、宇宙の物理法則を変えようと企んでいる――かれらが潜む球電の近くには監視ホイールが建設され、安全警戒体制がとられることとなった。だが暗殺者たちが現われるとき何が起こるのか、誰も知らなかったのだ……人類とヒーチー人の新たな歴史が幕をひらく!

 

『ゲイトウェイ4‐ヒーチー年代記‐(下)』THE ANNALS OF THE HEECHEE〈ハヤカワSF810

 訳:矢野 徹/カバー:木嶋 俊/発行:1989215

暗殺者たちがひそむ球電に向けて地球から謎のメッセージが送信された。地球に暗殺者の協力者がいたのか? しかも、メッセージの送信場所では、ヒーチー人の少年と東洋系の少女が行方不明となっていた。機械貯蔵の知性となったロビネット・ブロードヘッドは、事実の究明に乗りだすが……宇宙創成と、“失われた質量”の関係、さらにはヒーチー人が畏怖する暗殺者たちの実体がついに明かされる! 巨匠の好評シリーズ第四部

 

『ゲイトウェイへの旅』THE GATEWAY TRIP〈ハヤカワSF962

 訳:矢野 徹/カバー:木嶋 俊/発行:1992229

五十万年前に太陽系を訪れ、なにに使うかもわからない奇妙な物や不思議な建造物を残したまま、いずこかへ消え去った謎の異里人ヒーチー。金星の地下都市スピンドルに住むウォルサーズは、そのヒーチーの残したトンネルに観光客を案内して生計をたてている。めったに来ない大金持ちの観光客をつかまえたウォルサーズの命がけのトンネル・ガイドを描く「金星の商人」ほかの連作を収録する巨匠ポールの人気シリーズ番外篇!

 収録作品

·          「訪問」The Visit

·          「金星の商人」The Merchants of Venus

·          「ゲイトウェイ小惑星」The Gateway Asteroid

·          「星を求める人々」The Starseekers

·          「故郷の惑星」The Home Planet

·          「他の世界」Other Worlds

·          「ヒーチーの宝物」Heechee Treasures

·          「仲間を求めて」Looking for Company

·          「黄金の時代」The Age of Gold

·          「核の中で」In the Core

 

「いつまでも生きる少年」The Boy who would Live Forever

 『遥かなる地平2』所収(訳:矢野 徹)


〈スター・チャイルド〉シリーズ


『宇宙の珊瑚礁へ』THE STARCHILD TRILOGY : THE REEFS OF SPACE〈ハヤカワSF874

 共著:ジャック・ウィリアムスン

 訳:矢野 徹/イラスト:友部喜仁/発行:1990630

冥王星軌道の外側に広がる、神秘の宙域《宇宙の珊瑚礁》。未知の生命体に満ちているという《宇宙の珊瑚礁》に到達すべく、天才数学者ライランドをチーフとするプロジェクト・チームは、画期的なロケット推進の方法を研究していた。だが、研究は遅々として進まず、チームは解散寸前。そのうえ、ライランドの身辺では原因不明の事故が頻発し、生命まで脅かされることに……飽くなき闘志を燃やして星々を目ざす人類の姿を、鮮やかなストーリイ展開で描く新シリーズ開幕。

 

『スター・チャイルド』THE STARCHILD TRILOGY : STARCHILD〈ハヤカワSF918

 共著: ジャック・ウィリアムスン

 訳:矢野 徹/イラスト:友部喜仁/発行:1991331

小生物ヒューゾリアンが酸素を供給し、人間が居住できる《宇宙の珊瑚礁》。冥王星軌道の外側にその星域は広がっていた。そこは巨大コンピュータ《計画機械》の支配から逃れた人々の楽園だ。《機械》に忠誠を誓う青年少佐ボイジー・ガンは密命を受け、《宇宙の珊瑚礁》に潜入する。《機械》への脅威は早急に取り除かなければならない。だが、彼がそこで見たものは、《機械》どころか宇宙そのものも揺るがす陰謀だった! 

 

『新たなる誕生』THE STARCHILD TRILOGY : ROGUE STAR〈ハヤカワSF943

 共著:ジャック・ウィリアムスン

 訳:矢野 徹/イラスト:友部喜仁/発行:1991831

知生ある星々との共生関係こそ、巨大コンピュータ《計画機械》の支配から解放された人類の、宇宙進出への足がかりだった。ところが、知生ある星をみずから作ろうとした科学者の実験が失敗。すべてのものを敵視する災厄の星、ローグ・スターが作りだされてしまった。宇宙そのものを破壊に導きかねないローグ・スターを制御するため、人類は知生ある星々に助けをもとめるのだが……〈スター・チャイルド〉三部作ここに完結! 


短篇


「蟻か人か」Let the Ants Try

 『ミュータント傑作選』所収(訳:浅倉久志)

 『S‐Fマガジン35号』掲載(訳:浅倉久志/イラスト:中島靖侃)

瞬時に世界は壊滅した――人類はついに自らを滅したのだ。だが、もし人類でなく蟻類が世界歴史に関与していたら?(キャプション)

 

「火星地下道」Mars-Tube

 共著:C・M・コーンブルース

 『S‐Fマガジン60号』掲載(訳:小泉太郎/イラスト:金森 達)

地下都市郡を結んで、滅び去った火星文明の偉大さを偲ばせる広大な地下鉄道組織――そこにひそむといわれる狂暴な地下食人種の正体は? 巨匠が奔放な想像力で描く冒険宇宙小説!(キャプション)

 

「虚影の街」The Tunnel Under the World 

 未来企業所収(『幻想の街』訳:伊藤典夫)

 『20世紀SF2』所収(『幻想の街』訳:伊藤典夫)

 『S‐Fマガジン71号』掲載(訳:伊藤典夫/イラスト:?)

それは彼の知っている世界と、寸分違わなかった。だがどこかが何かが違っていた。たとえば毎日いつも六月十五日だった(キャプション)

 

「黄金の時代」The Midas Plague

 『S‐Fマガジン82号』掲載(訳:樫村 剛/イラスト:金森 達)

科学は欠乏を克服した。何もかもが豊富にあった……にもかかわらず貧富の差はなくならなかった! 貧乏人はそれだけ多く消費しなければならなかったのだ!(キャプション)

 

「カムカム・エブリボディ」What to Do until the Analyst Comes

 『S‐Fマガジン96号』掲載(訳:浅倉久志/中島靖侃)

あなたはいつでもタバコ――じゃない、チャリーガムをやめられます。でも、問題はそこなのです(キャプション)

 

「いやらしい地球人」The Abominable Earthman

 『S‐Fマガジン109号』掲載(訳:岡部宏之/イラスト:岩淵慶造)

アメリカ軍きっての鼻つまみ者にとっては地球人の軍隊でもキチン質を来たかぶと虫の政府でも同じことだった!(キャプション)

 

「憎まれしもの」The Hated

 『S‐Fマガジン153号』掲載(訳:島岡潤平/イラスト:斎藤和明)

憎悪に身をこがして殺傷に走る男!――それは栄光の宇宙飛行士に課せられた宿命的な後遺症だった!(キャプション)

 

「ハッピバースディ、イエス様」Happy Birthday, Dear Jesus

 『クリスマスの悲劇』所収(訳:浅倉久志)

 『クリスマス・ファンタジー』所収(訳:浅倉久志)

 『S‐Fマガジン154号』掲載(訳:浅倉久志/イラスト:斎藤和明)

何ヶ月も前から開始される激しいクリスマス商戦のまっただなか――彼が補充した女の子からクリスマスの意味を初めて知らされた!(キャプション)

 

「星虹の果ての黄金」A Gold at the Starbow's End

 『S‐Fマガジン190号』掲載(訳:浅倉久志/イラスト:中島靖侃)

存在しない星めざして自殺飛行を続ける世界中から選抜された8人の若者たちは、その計画の当初のねらいどおり、驚くべき才能を発揮させ始めた……!(キャプション)

 

「ある決断」The Meeting

 共著:C・M・コーンブルース

 『世界SF大賞傑作選6』所収(訳:深町眞理子)

 『S‐Fマガジン190号』掲載(訳:深町眞理子/イラスト:岩淵慶造)

いつ果てるとも知れぬ精神的な重圧と、ガッシリと重くのしかかる経済的負担――そして得るものは少しずつ、少しずつの進歩。彼の息子は重症の情緒障害児だった……(キャプション)

 

「デイ・ミリオン」Day Million

 『追憶売ります』所収(訳:伊藤典夫)

 『S‐Fマガジン211号』掲載(訳:伊藤典夫/イラスト:新井苑子

 

「スノッドグラス氏のタイムマシン」The Deadly Mission of Phineas Snodgrass

 『三分間の宇宙』所収(訳:浅倉久志)

 『S‐Fマガジン218号』掲載(訳:浅倉久志/イラスト:楢 喜八)

 

「屋根裏部屋の火星人」The Martian in the Attic

 『S‐Fマガジン249号』掲載(訳:岡部宏之/イラスト:桜井 一

子供をまともに育てるのはひと苦労。それは火星人とて同じこと……(キャプション)

 

「不滅のシャファリー」Shaffery Among the Immortals

 『S‐Fマガジン284号』掲載(訳:浅倉久志/イラスト:佐治嘉隆)

うだつのあがらぬ天文学者が、ついに手にした名声とは……(キャプション)

 

「籤びき博覧会」Spending a Day at the Lottery Fair

 『S‐Fマガジン322号』掲載(訳:矢野 徹/イラスト:山野辺進)

人生は籤!? 様々な籤びきが行われる博覧会の真の目的は?(キャプション)

 

「フェルミと冬」Fermi and Frost

 『S‐Fマガジン483号』掲載(訳:伊藤典夫/イラスト:栗原裕孝)

核戦争を生きのびた人々を待ち受ける極寒の世界――八六年度ヒューゴー賞受賞作(キャプション)

 

「世界を食べた男」The Man Who Ate the World

 『S‐Fマガジン512号』掲載(訳:中村 融/イラスト:米田仁士

過剰消費時代に生まれた男は、すべてを創造し破壊する島の王となったが……(キャプション)

 

「再臨」Second Coming

 『Omni日本版29号』掲載(訳:伊藤典夫)

 

「パンチ」Punch

 『三分間の宇宙』所収(訳:岡部宏之)

 

「ワプショットの悪魔」Wapshot's Demon

 『ショート・ショート秀作集2』所収(訳:佐柳ゆかり)

 

「銀世界」 The Snow Men

 『ふしぎの国のレストラン』所収(訳:浅倉久志)

 

「火星人が来た日の翌日」The Day After the Day the Martians Came

 『危険なヴィジョン@』所収(訳:野口幸夫)

 

「われら被購入者」We Purchased People

 『究極のSF』所収(訳:浅倉久志)

 

「クェーカー砲」The Quaker Cannon

 共著:C・M・コーンブルース

 『年間SF傑作選2』所収(訳:井上一夫)

 『1ダースの未来』所収(『模擬砲』訳:安田 均)

 

「グラーグのマント」 The Mantle of Graag

 共著:H・ドクワイラー(Henly Dockweiller) & ロバート・W・ロウンデズ

 『クトゥルー 10所収(訳:岩村光博)

 

「ガリゴリの贈り物」The Gift of Garigolli

 共著:C・M・コーンブルース

 『ギャラクシー(下)』所収(訳:浅倉久志)


その他


「チェルノブイリ」CHERNOBYL〈講談社文庫ほ−13−1〉

 訳:山本楡美子/カバー:野中 昇/発行:19891015

悲惨な爆発は信じられない人為的ミスで惹き起こされた。だが、その事故がさらに恐ろしいものになることを防ぐために、幾百人もの人間が命を捧げた。献身と勇気、人間愛が、官僚性と無気力にいかに立ち向かい、打ち勝ったか、米国著名SF作家が克明な取材と極秘に入手した資料をもとに描いた傑作長編小説。

 

「イントロダクション」

 エッセイ

 『最新版SFガイドマップ〔入門・歴史篇〕』所収(訳:米村秀雄)