『時空の支配者』THE MASTER OF SPACE AND TIME〈新潮文庫ラ−8−1〉
訳:黒丸 尚/カバー:吾妻ひでお/発行:1987年4月25日
不確定性原理にパラパラ素粒子をふりかけて、時空支配装置ブランザーの準備OK。これで世界は思いのまま、狂喜した天才科学者ガーバーとフレッチャーだが、おかげで時空は大混乱。ゴジラが吠え、美女が空を飛び、ポークチョップのやぶが大繁殖、寄生頭脳まで攻めてくる……。最新科学をオモチャに、果てしないドタバタを展開する、ポップでキュートな超ナンセンス・ハードSF。
『時空の支配者』THE MASTER OF SPACE AND TIME〈ハヤカワSF1092〉
訳:黒丸 尚/カバー:横山えいじ/発行:1995年2月15日
自前の会社が倒産して以来、いささか人生に退屈していたぼくの前に突然、拇指サイズの小人が出現した! 小人は悪友のハリイ・ガーバーで、自分が時空支配装置を発明したことを告げるために未来からやってきたのだという。これで世界はぼくらのもの、と喜んだまではよかったが、時間と空間をもてあそぶうち、危険な寄生頭脳をこの世に招き入れてしまった! 鬼才ラッカーの奔放なアイデアが大爆発する、ポップなSF狂騒曲。
『空を飛んだ少年』THE SECRET OF LIFE〈新潮文庫ラ−8−2〉
訳:黒丸 尚/カバー:新井苑子/発行:1987年12月20日
酒に酔っぱらい、ドラッグに浸り、サルトルで女のコをくどいた夢の60年代。高校生のコンラッドは、あるとき自分の持っている不思議な能力に気づく。生命に危険が迫ると、空を飛ぶことができるのだ。どうやら彼はふつうの人間とは違っているらしい。いったい僕はどこから来たんだろう? やがて驚くべき秘密が明らかに――。ノスタルジックに描くSF版アメリカン・グラフティ。
『空洞地球』THE
HOLLOW EARTH〈ハヤカワSF942〉
訳:黒丸 尚/カバー:横山えいじ/発行:1991年8月31日
1830年代、南北戦争前のアメリカ・ヴァージニア州の少年メイスンは、ひょんなことから殺人をおかしてしまった。逃げまわるメイスンが出会ったのは、なんと崇拝する作家エドガー・アラン・ポウ。この奇矯な天才との運命的な出会いが、メイスンを驚異の旅へいざなうことになった――地球内部にひろがる広大な空洞を探険する冒険旅行へと! 鬼才が自由奔放な想像力で先達ポウに挑み、SF界の絶賛を博した傑作、ついに登場。
『ホワイト・ライト』WHITE LIGHT , OR , WHAT IS
CANTOR'S COUTINUUM PROBLEM ?〈ハヤカワSF972〉
訳:黒丸 尚/カバー:横山えいじ/発行:1992年5月31日
いつもどおり、研究室で心地よい昼寝を楽しんでいた数学者のぼくに驚嘆すべきことが起こった。なんと、無意識に幽体離脱をやってしまったのだ! 肉体を離れて意識だけになったぼくは、一冊の案内書に導かれ、ヒルベルト空間を――数学の概念が文字どおり実体化した奇妙奇天烈な世界を目指した……“無限”の実像を探求するため! 鬼才の名に値する真の鬼才が怒涛のアイデアでSFと数学の極北を探求する超絶マッドSF。
『セックス・スフィア』THE SEX SPHERE〈ハヤカワSF973〉
訳:大森 望/カバー:横山えいじ/発行:1992年6月15日
一家でローマ旅行中のぼく、物理学者のアルウィンは、突如テロリスト集団に誘拐されてしまった! 彼らの目的は、ぼくに核爆弾を作らせること。囚われの身となったぼくは、ひょんなことから不思議な球体を手に入れた。人間にエッチ効果をおよぼすこの“セックス・スフィア”が、実は異次元生命体で、とんでもない大騒動を引き起こすことになるとは、ぼくは知るよしもなかった……あぶない鬼才ラッカーの超数学マッドSF!
『ハッカーと蟻』THE HACKER AND THE ANTS〈ハヤカワSF1168〉
訳:大森 望/カバー:横山えいじ/発行:1996年9月30日
シリコンバレーの大企業でロボット開発に携わるジャージーは、ひょんなことからサイバースペースで一匹の蟻を目撃した。どうやら会社が研究中の人工生命プログラムが、彼のマシンに迷いこんだらしい。だが自力で進化し増殖するこの蟻が、試作品のロボットを乗っ取って世界を覆う光ファイバー網に侵入してしまったために、思いもよらぬ騒動が……! 高度な機械知性の誕生をポップな感覚で描き出す近未来コンピュータSF。
『時空ドーナツ』SPACETIME DONUTS〈ハヤカワSF1249〉
訳:大森 望/カバー:横山えいじ/発行:1998年10月15日
コンピュータとロボット群が相互接続した巨大ネットワーク《フィズウィズ》が世界を支配している未来。みんなは仕事をコンピュータまかせにして、あらゆる人生を3Dフルカラーの映像ホローで体験するだけ。でも、直接フィズウィズと脳を接続するエンジェルのヴァーナーは、そんな退屈な世界では我慢できない。クルトフスキ教授の発明した仮想場発生機を使って、ミクロとマクロの宇宙をめぐる冒険に出発した!
〈ウェア〉シリーズ
訳:黒丸 尚/カバー:横山えいじ/発行:1989年10月15日
隠退老人の天国フロリダで余生を送る元天才ロボット学者のコッブは、自分と瓜二つの男の訪問を受けた。月に行ってくれれば、代償として新たな肉体を提供するという。月では、かつてコッブに自意識を与えられたのち叛乱を起こしたロボットたちが暮らしている。招待に応じたコッブは、やがてロボット同士の大抗争に巻きこまれてしまった……マッドSFの奇才が、奇想天外な大騒動をポップに描くディック記念賞受賞作登場!
訳:黒丸 尚/カバー:横山えいじ/発行:1989年11月15日
『ソフトウェア』の騒動から30年。スタアン・ムーニーと名前を変えて、月で探偵稼業にいそしむステイ=ハイに、ユカワ博士から女性助手の行方をさがしてほしいと依頼があった。違法の麻薬、“マージ”がらみの事件らしい。“マージ”は人体のタンパク質をどろどろに溶かし、この世のものとも思えぬ法悦境を味わわせるという代物。しかもロボットがこの麻薬を悪用し、人間・ロボット双方を超越する存在をつくりだそうとしたことから、ムーニーはとんでもない事件に巻きこまれていく……ディック記念賞受賞のシュールでポップな正統派マッドSF!
訳:大森 望/カバー:横山えいじ/発行:2002年3月15日
時は2053年。地球では、知性をもち、身体の形態を自由に変える能力を具えた人工生命体モールディが、市民権を得て、人間と共存している。サンタクルーズのモーテルで働くモニクも、この新しい種族のひとり。ところがある日、彼女はモールディ好きの変態に誘拐されてしまった! しかもこの事件は、人間とモールディの関係を揺るがすとんでもない大騒動に発展していくことに……『ソフトウェア』にはじまるシリーズ第三弾
短篇集
『ラッカー奇想博覧会』COLLECTED 13 SHORT STORIES OF RUDY RUCKER〈ハヤカワSF1109〉
訳:黒丸 尚・他/カバー:横山えいじ/発行:1995年7月31日
SF界のカルト・ヒーローが紡ぎだす、驚異の世界へようこそ! あやしげな慣性巻き取り機の作動で月と地球が激突の危機にさらされる「慣性」、ゲームおたくの情熱が恐るべき事態をまねく「パックマン」など、ラッカーの多彩な魅力を満喫できる作品群を結集。そのほか、サイバーパンクの旗手スターリングとの合作「クラゲが飛んだ日」、抱腹絶倒の日本旅行エッセイ2篇も織りまぜた、ファン必携の日本版オリジナル短篇集。
収録作品
訳:大森 望
訳:大森 望
『S‐Fマガジン453号』掲載(イラスト:駒田寿郎)
超天才ハリイ・ガーバーの超発明がひきおこした思いもよらぬ超一大事とは?(キャプション)
訳:木口まこと
『S‐Fマガジン453号』掲載(イラスト:佐治嘉隆)
フランツ・カフカ、その数奇な人生に隠された驚くべき秘密が明かされる(キャプション)
訳:大森 望
『S‐Fマガジン453号』掲載(イラスト:水玉螢之丞)
うっしゃうっしゃぱっくん! 最終面のクリアは恐ろしい事態を招いた!(キャプション)
訳:黒丸 尚
『S‐Fマガジン349号』掲載(イラスト:天野喜孝)
老人ののぞみ――それは自分の亡骸を永久に外宇宙に浮かべることだった……(キャプション)
訳:黒丸 尚
『S‐Fマガジン309号』掲載(イラスト:天野喜孝)
天才ハリイの手になる装置に“慣性”を巻き取られた世界は上を下への大混乱!(キャプション)
訳:大森 望
『S‐Fマガジン453号』掲載(イラスト:加藤洋之&後藤啓介)
海の底で発見された奇妙な筒は、われわれになにを告げようとしているのか?(キャプション)
訳:黒丸 尚
『S‐Fマガジン334号』掲載(イラスト:浅賀行雄)
落ちた彗星のかけらが発する不思議なガスがひきおこす荒唐無稽な騒動の顛末(キャプション)
訳:黒丸 尚
『S‐Fマガジン383号』掲載(イラスト:浅賀行雄)
死を宣告された男がすがった「柔らかな死」とは?――鬼才の描く奇妙な話(キャプション)
訳:木口まこと
『S‐Fマガジン453号』掲載(イラスト:栗原裕孝)
時空間にできた傷がうねるとき、男の体ははじけて宇宙紐になる……?(キャプション)
訳:大森 望
『20世紀SF5』にも所収
『S‐Fマガジン453号』掲載(イラスト:吾妻ひでお)
金儲けと快楽、一石二鳥であるはずの計画には、奇態な落とし穴が……(キャプション)
訳:大森 望
『S‐Fマガジン453号』掲載(イラスト:横山えいじ)
共著:ブルース・スターリング
訳:大森 望
訳:大森 望
短篇
共著:ブルース・スターリング
『グローバルヘッド』所収(訳:嶋田洋一)
フルシチョフ時代のソ連。アメリカとの宇宙開発競争のさなかに展開された、驚くべき冒険!シベリアの原野から発見された、謎の物体とは?(キャプション)
『S‐Fマガジン357号』掲載(『宇宙攻略』訳:小川 隆/イラスト:加藤直之)
シベリアの謎の爆発事故は、米ソの宇宙進出競争にいかなる影響をおよぼしたのか?(キャプション)
『惑乱チキンの午後』Tre's First Gig
『フリーウェア』より抜粋
『S‐Fマガジン485号』掲載(訳:大森 望/イラスト:横山えいじ)
トレの開発した「惑乱チキン」が大起業の目にとまって――ラッカー新作長篇抜粋(キャプション)
『ピュタゴラスの平方根』The Square Root of Pythagoras
共著:ポール・ディ=フィリポ
『S‐Fマガジン555号』掲載(訳:小川 隆/イラスト:宮武一貴)
“三平方の定理”の知られざる誕生秘話。古代ギリシアの哲人のもう一つの人生を描く(キャプション)
『フーディニの物語』Tales of Houdini
『ミラーシェイド』所収(訳:黒丸 尚)
共著:マーク・レイドロー
『80年代SF傑作選(下)』所収(訳:小川 隆)
その他
『サイバーパンクってなんだろう?』What is Cyberpunk
エッセイ
『S‐Fマガジン345号』掲載(訳:酒井昭伸)
『ディックは健在なり』Phil Dick Lives
エッセイ
『銀星倶楽部 12号』掲載(訳:岩館 真)