ロバート・シェクリイ〈Robert Sheckley


『ロボット文明』THE STATUS CIVILIZATION〈創元SF文庫614−01〉

 訳:宇野利泰/カバー:司 修/発行:1965225

オメガ惑星は地球の犯罪者が送られて行く徒刑場であった。そこは地球の文明社会からは完全に隔離された、悪人だけが住む世界であり、奴隷、平民、貴族という厳しい区別が存する階級社会でもあった。善悪の価値は転倒し、悪徳が奨励され、より大きな悪事をなすことによってのみ出世が許されるあべこべ世界である。毒素と凶器は氾濫し、堕胎医は横行し、殺人請負業は公然と看板を掲げている……。鬼才シェクリーが意表をつく着想で書きあげた興味満点のSF長編! 

 

『標的ナンバー10THE 10TH VICTIM〈ハヤカワ・SF・シリーズ3146

 訳:小倉多加志/カバー:金森 達/発行:1967630

時は21世紀――合法的な殺人ゲームが世界各国で行われて人気を呼んでいた。ゲームには、人種、国籍を問わず誰でも自由に参加できた。競争者は、追跡者として五回、逃亡者として五回、合わせて十回勝たなければならない――十人の人間を殺して、はじめて真の勝利者となるのだった。そして勝利者には、無限といっていいほどの社会的、経済的、政治的な権利が与えられる……。この殺人ゲームがはじまって以来、21世紀の世界には、大きな戦争はなくなっていた。それが闘争本能にとって代替行為となったからである。うら若き美貌の女キャロライン・メレディスは、九人めを殺害することに首尾よく成功した。追跡者の中国人が彼女を射ち損なった瞬間、豊かな乳房をおおったブラジャーに仕込んだ銃が火を吐き、追跡者を一瞬のうちに射止めたのだった。残るはあと一人。相手はすでに三回の勝負をものにしている強敵、ポルレッティと名乗る美男のイタリア人だった。彼こそは十人めの標的――彼女は勇躍ローマに飛んだ! *才人ロバート・シェクリイの描く怖るべき未来劇!

 

『奇蹟の次元』DIMENSION OF MIRACLES〈ハヤカワ・SF・シリーズ3174

 訳:三田村 裕/カバー:中島靖侃/発行:1971731

君は人語をしゃべる恐龍の世界を訪ねてみたいか? あるいは母性的愛情であなたを窒息させる都市の世界や、人生の目的に悩む孤独な巨神の住む世界は? 主人公トム・カーモティが次々訪れた地球は、まさにそんな世界だった!――それは文字通り、青天のへきれきのごとくおこった。突如、居間の真ん中に稲妻が閃き、雷鳴が轟いて銀河センターからの使者と名のる男が出現し、彼に告げたのだ。「あなたはこのたび全銀河宝くじに当選した。ついては賞品を受け取りにお越し願いたい」と。キツネにつままれた気持で使者のあとに従い、玄関の押入れに踏みこむと、そこはもう銀河センターだった。だが、その一歩がとり返しのつかぬ一歩となった。おしゃべりで小生意気な生きている小箱を賞品として渡され、地球への帰り道は自分で探せと無情にも放りだされてしまったのだ。問題はそこだった。彼の属する地球は、一体どこに、いつの時代に存在し、さらに無数の可能地球のうちのどれなのか? かくて始まった彼の地球探しの旅は、だが出来る限り急がねばならなかった。なぜならそれは、彼を狙う死神との追いつ追われつのレースとなる運命だったからである! ユーモアとスリルの中に痛烈な諷刺の針をひそめる天才作家の最新長篇!

 

『明日を越える旅』JOURNEY BEYOND TOMORROW〈ハヤカワSF511

 訳:宇野利泰/カバー:和田 誠/発行:1983年4月30

今を去ること1000年もの昔、21世紀のことであった。ジョーンズという名の若者が、アメリカめざし旅だった――電力会社を支配するアーサー理事長と《円卓の男たち》、刑務所にもぐりこもうと悪戦苦闘するエドモン・ダンデス、ひもを片手に複雑怪奇な政府の建物をさまよい歩くテセウス……多彩な人物にいろどられたジョーンズの驚異に旅行記を収録した本書は、21世紀という霧のかなたの遠い過去、その時代の風俗と文化を知る上で最適といえるだろう……!? 遥かなる未来から眺めた21世紀のアメリカを、SFの名手シェクリイがおもしろおかしく描いた傑作長篇!

   

『不死密売株式会社/フリージャック』IMMORTALITY , INC.〈ハヤカワSF967

 訳:福島正実/カバー:映画スチル/発行:1992415

時速80マイルで走っていたトマス・ブレインは、突然の自動車事故のため、頭はガラスを突き破り、胸にはハンドルが突き刺さり、背骨が折れ、苦痛を感じる暇もなくあっさりと死んだ。だが、目を覚ますと、そこは百年以上も先の未来。しかも、死から生き返らされたブレインは、幽霊やゾンビイが跳梁跋扈する超未来社会で、恐るべきハンターに追いかけられるはめに……話題のSFX映画『フリージャック』の原作ついに登場! 


短篇集


『宇宙のかけら』SHARDS OF SPACE〈ハヤカワ・SF・シリーズ3162

 訳:高橋 豊・他/カバー:林 巳沙夫/発行:19681130

本書は、ハヤカワ・SF・シリーズから出版される4冊めのロバート・シェクリイ短篇集である。シェクリイは、天性の短篇作家である。短篇形式に結晶されたその一種独得の苦いユーモアを含んだ文明批評、その高度の試刺性、その自由奔放な空想と飛躍は、従来の文学の羈絆を脱したSFそのものといってよい。これは、裂け、砕け、拡散する奇妙奇天烈な宇宙を舞台にして描いた、名手シェクリイの珠玉短篇集である。金星の不毛の砂漠に、金鉱を探しに行く男の話『鉱山者の響宴』仕立屋が、どう見ても人間のものでない婦人服を注文されるサスペンスSF『不景気』水爆戦を生きのびたただ一人の男が、不意に女たちに襲われる『男ひとりと女たち』地球上の生きとし生けるものをすべて単一の総合的有機体にしようとする、火星からきた奇妙な生物の話『共感』重大な、おそらくは全人類の生死を左右する使命を帯びた男が、記憶を喪失したまま、自動操縦の宇宙船にのって惑星間を飛行する『ポテンシャル』広大無窮の字宙空間をチェス盤代りにして壮烈な字宙戦闘が操り広げられる『千日手』など、11篇のシェクリイSFを収録!

 収録作品

訳:高橋 豊

訳:小倉多加志

『S‐Fマガジン11号』掲載(イラスト:中島靖侃)

水爆線を生きのびた男ニュージェントがようやく出遭った女たちは、柳眉をさかだてて彼に襲いかかった!(キャプション)

訳:高橋 豊

訳:小尾芙佐

『S‐Fマガジン51号』掲載(イラスト:金森 達)

おれは誰だ? おれの使命はなんなのだ?――重大な、おそらくは全人類の生死を左右する使命感だけが、彼の心に重かった……(キャプション)

訳:稲葉明雄

『S‐Fマガジン56号』掲載(イラスト:真鍋 博

どんな手を打とうと、先に行動した側が負けるのだ! だがこのままの対峙がつづけば、地球宇宙船団の敗北も必至なのだ!(キャプション)

訳:高橋 豊

訳:常盤新平

『クレージー・ユーモア』にも所収

『S‐Fマガジン7号』掲載(訳:塚本新作/イラスト:和田 徹)

仕立屋が注文されたその婦人服は、どう見ても、人間のものではなかった。では、いったい誰が着るのか?(キャプション)

訳:高橋 豊

訳:高橋 豊

訳:高橋 豊

訳:高橋 豊

 

『地球巡礼』PILGRIMAGE TO EARTH〈ハヤカワSF275

 訳:宇野利泰/カバー:鶴田一郎/発行:1978115

遠い辺境の惑星から、念願かなっての母なる地球を訪れた青年の悲しい恋の物語「地球への巡礼の旅」、大気も気候も重力もすべて地球と同じでありながら、地球人の声が地震を起こし、その汗が住民の火傷の原因となったりする奇妙な惑星の話「地球人の善と悪」、そのほか、完全無欠な防衛器を装備して、未知の惑星の探険におもむいた隊員が、その防衛器ゆえに原住民との間にまきおこすさまざまなトラブルを描いた「試作品」など15編を収録。不思議な、奇想天外な、途方もなく愉快な話を書かせたらその右に出るもののいない鬼才ロバート・シェクリイの珠玉の短篇集!

 収録作品

『S‐Fマガジン46号』掲載(訳:吉田誠一/イラスト:内藤正敏)

『S‐Fマガジン79号』掲載(イラスト:中島靖侃)

その家畜たち――スマッグ、ファージル、クィールたちを無事輸送することができれば大もうけは確実だったが……(キャプション)

『S‐Fマガジン81号』掲載(『救命艇の反乱』訳:浅倉久志/イラスト:中島靖侃)

彼らが首尾よく手に入れたその中古宇宙艇はまったく申し分ないものだった――ただ一点、戦時用の救命艇であることを除いては!(キャプション)

 

『無限がいっぱい』 NOTIONS: UNLIMITED〈早川書房 異色作家短篇集〉

 訳:宇野利泰/カバー:畑農照雄(新版:石川絢士)/発行:1976615日(新版:2006531日)

この広い宇宙にはたまらなく不思議なものがたくさんあるのです(帯)

 収録作品

『宇宙恐怖物語』にも所収

『破滅の日』にも所収

『20世紀SF2』にも所収(訳:浅倉久志)

『三分間の宇宙』にも所収(訳:鎌田三平)

『S‐Fマガジン4号』掲載(『発射四時間前』訳:峰岸久/イラスト:真鍋 博)

……二十三世紀、人種的偏見は昔語りになり了せた。黒人も白人も、東洋人も金星人も、心を許す友となれたが……(キャプション)

『S‐Fマガジン5号』掲載(訳:三樹青生/イラスト:?)

生まれ故郷の地球を遠く離れて幾光年 白熱と燃えさかる太陽群と虚無の空間に 生きようとする者の掟は 取れ 殺せ 生きよ!!(キャプション)

 

『残酷な方程式』THE SAME TO YOU DOUBLED〈創元SF文庫61402

 訳:酒匂真理子/カバー:佐藤弘之/発行:198531

融通のきかないロボットのため快適な探険基地から締めだしをくらい、太陽の照りつける荒地で乾からびながら、ロボットを説得して基地の中へ戻る方法を探る男の話、「残酷な方程式」。悪魔が現われて三つの願いをかなえてやるという。ただし、なにを願ったとしても、自分の最大の敵にそれが倍になってもたらされるというのだ、「倍のお返し」。宇宙学校を出たての新任副操縦士と、百戦錬磨のベテラン操縦士との葛藤を描く、「災難へのテールパイプ」など16編を収録。SF短編の名匠シェクリーの筆が冴える。

 収録作品

『S‐Fマガジン321号』掲載(『化石世界』訳:鵜飼裕章/イラスト:浅賀行雄)

夜毎くり返す悪夢。彼の現実を少しずつ侵しはじめるその悪夢の世界の恐怖(キャプション)

『S‐Fマガジン175号』掲載(『かくもあわれな物語』訳:浅倉久志/イラスト:霜月象一)

『三分間の宇宙』所収(『かくもあわれな物語』訳:浅倉久志)

『ミニミニSF傑作展』所収(『消化管をくだって』訳:浅倉久志)

 

『人間の手がまだ触れない』UNTOUCHED BY HUMAN HANDS〈ハヤカワSF643

 訳:稲葉明雄・他/カバー:マカベアキオ/発行:19851215

どこでこんな手違いが?――宇宙艇乗組員ヘルマンが食料品の積み忘れたのに気づいたときはすでに旅もなかば、ステーションに戻るには遅かった。前方に現われた未知の惑星に着陸して食料を発見するしかない。だがそこで待ち受けていたのは……ユーモアあふれる表題作はじめ、時間と次元の境でほころびた穴に落ちた男の話など、奇想天外なアイデアと自由奔放なイメージ、軽妙なウィットに満ちた13篇を収録した傑作短篇集。

 収録作品

訳:宇野輝雄

訳:小尾芙佐

『ギャラクシー(上)』にも所収

訳:風見 潤

訳:福島正実

訳:風見 潤

訳:稲葉明雄

訳:峯岸 久

訳:小笠原豊樹

訳:風見 潤

訳:小笠原豊樹

訳:小尾芙佐

訳:風見 潤

訳:風見 潤

 

『宇宙市民』CITIZEN IN SPACE〈ハヤカワSF749

 訳:伊藤典夫・他/カバー:KG・ヤナセ/発行:19871215

ニュー・ジャージー州シーカークの町は、不正と腐敗にみちていた。正義をなにより愛するマーヴィン・グッドマンは、もうがまんできなかった。ユートピアだと聞いている、銀河の果ての惑星トラナイへ思いきって旅立つのだ! だが、彼を待っていたのは、あまりにも奇妙なユートピア社会だった……「トラナイへの切符」、エルボナイ星の若きスカウト団員ドロッグが獰猛なミラッシュをみごと仕留める話「狩猟の問題」、宇宙に自分だけの星を求めた男がたどる皮肉な運命を描く表題作ほか、短篇の名手シェクリイがつづる、シニカルなユーモアと優しさにみちた傑作12篇を収録!

 収録作品

訳:伊藤典夫

訳:美濃 透

『S‐Fマガジン9号』掲載(『会計士の守護神』訳:小倉多加志/イラスト:真鍋 博)

玩具の計算器など持って帰ったのが失敗だった。息子はどうしても魔法使になるのはいやだという!(キャプション)

訳:美濃 透

訳:美濃 透

『S‐Fマガジン77号』掲載(訳:南山 宏/イラスト:真鍋 博

誠実一途な青年教授の目の前に、突如出現した奇妙な警官達は、彼を逮捕しにきた、と名のった――まだ犯してもいない犯罪の容疑で!(キャプション)

訳:伊藤典夫

訳:美濃 透

『S‐Fマガジン79号』掲載(訳:南山 宏/イラスト:真鍋 博

見知らぬ星からきたその宇宙船は、いわば、死の罠のかたまりだった――異星人にとっては貴重な空気も彼らにとっては有毒ガスなのだ!(キャプション)

訳:美濃 透

未来企業所収(「ただで手に入るもの」訳:野口幸夫)

『S‐Fマガジン79号』掲載(訳:川村哲郎/イラスト:中島靖侃)

なんでも思いのままになる機械――望みのままの栄耀栄華を約束してくれる機械がもし手に入ったら……一番大事なのは『用心』だ!(キャプション)

訳:深町眞理子

訳:美濃 透

訳:伊藤典夫

『未来ショック』所収

『S‐Fマガジン66号』掲載

立派な市民としてトム・フィッシャーに課せられた義務は、考えてみれば簡単なことだった。盗みをはたらき、人を殺せばいいのだ!(キャプション)

訳:永井 淳

訳:稲葉明雄


短篇


「危険の報酬」The Prize of Peril

 『SFベスト・オブ・ザ・ベスト(下)』所収(訳:井上一夫)

 『S‐Fマガジン創刊号』掲載(訳:井上一夫/イラスト:?)

明日か、未来か、行きつくところを知らぬTVショウの風潮をもののみごとに諷刺して人間性をえぐり出す。小説の名手シェクリイが描くアクションに満ちたサスペンス・スリラー!(キャプション)

 

「恋愛株式会社」Love, Incorporated

 『S‐Fマガジン2号』掲載(訳:大門一男/イラスト:真鍋 博

恋に酔い、砕ける波の響に耳ふたがれ、暗き渚に一体となる二つの肉体……ロマンチックな恋を夢みる若者が、遥々と訪れた地球には――未来の恋を描くシェクリイの冴筆!(キャプション)

 

「最終兵器」The Last Weapon

 『S‐Fマガジン52号』掲載(訳:稲葉明雄/イラスト:真鍋 博

火星人の遺した伝説的武器の威力は、三人の地球人が想像もしていなかったものだった(キャプション)

 

「作業指令書」Operating Instructions

 『冷たい方程式』所収(『操作規則』訳:稲葉明雄)

 『S‐Fマガジン54号』掲載(訳:稲葉明雄/イラスト:中島靖侃)

プサイ族の念動能力こそ、宇宙開発の新しい鍵だった――もしそれが、あまりに不安定で扱いにくいものでさえなかったら!(キャプション)

 

「思考の香り」The Odor of Thought

 『S‐Fマガジン57号』掲載(訳:大塚完司/イラスト:中島靖侃)

めくらでつんぼのこの星の猛獣達は、どうやって獲物をとるのか?それはまもなく、いやというほどわかった!(キャプション)

 

「閉鎖回路」Closed Circuit

 『S‐Fマガジン58号』掲載(訳:森 勇謙/イラスト:真鍋 博

せっかく作りあげた苦心のタイム・マシンで未来旅行を試みる彼を、目に見えぬ敵は、執拗に妨害しつづけた……(キャプション)

 

「われらは孤独」We Are Alone

 『S‐Fマガジン63号』掲載(訳:森 勇謙/イラスト:真鍋 博

つい先刻まで居住者がいたはずなのに、地球からはるばる十六光年の空間を渡ってきた平和使節が、一歩踏みこむと、もはや影も形もなかった……(キャプション)

 

「ラクシャの鍵」 The Laxian Key

 『S‐Fマガジン68号』掲載(訳:浅倉久志/イラスト:真鍋 博

 AAAエース星間浄化サービス社は奇妙な物を手に入れた。メルジ星人の無料生産機――なんでもただで生産する機械である!……(キャプション)

 

「超能力会社」Wild Talents, INC.

 『ミュウタントの行進』所収(訳:青木日出夫)

 『S‐Fマガジン79号』掲載(訳:青木日出夫/イラスト:金森 達)

その日やってきた精神病者の中に、ついに探し求めていた超能力者が見つかった! 壁を通してなんでも透視する超能力者が!(キャプション)

 

「確率世界」What Goes Up

 『S‐Fマガジン86号』掲載(訳:青木秀夫/イラスト:中島靖侃)

彼が置き去りに去れた世界では、あらゆる事象が、あらかじめ確率的に決定されていた!(キャプション)

 

「ちょっとお話しませんか」Shall We Have a Little Talk?

 『S‐Fマガジン90号』掲載(訳:深谷 節/イラスト:真鍋 博

異星の文明を征服するのにぜひ必要な武器は、ブラスターでもレイガンでもなく、どんな言語でもたちどころに修得できる語学的才能だった!(キャプション)

 

「生贄降臨」The Victim From Space

 『S‐Fマガジン111号』掲載(訳:矢野 徹/イラスト:真鍋 博

すばらしい恵みをもたらしてくれた神の使者にたいし、この世で“最高”の贈物をおくね不気味な儀式が、刻々と迫ってきた……(キャプション)

 

「幽霊第五惑星」Ghost V

 『S‐Fマガジン115号』掲載(訳:矢野 徹/イラスト:真鍋 博

それは明らかに想像の産物だった。だが同時に、人間をやすやすとひきさく恐るべき歯と爪をもった現実の怪物でもあった!(キャプション)

 

「人類の罠」The People Trap

 『S‐Fマガジン123号』掲載(訳:井上一夫/イラスト:金森 達)

走破距離五・七マイル、コースは自由、賞品は家つきの土地一エーカー――人口超過密時代にふさわしいこのレースは、だが、参加者の死亡率七割弱という恐るべきレースだった!(キャプション)

 

「禁断の園」Restricted Area

 『S‐Fマガジン125号』掲載(訳:井上一夫/イラスト:金森 達)

足を踏み入れてはいけない場所には、ふつう立入り禁止の札が立てられている。だが、そんな立て札がなくとも踏込まぬほうがいい場所もある……(キャプション)

 

「男が椅子に腰をかけ椅子が男の脚を齧む」I See a Man Sitting on a Chair, and the Chair Is Biting His Leg

 共著:ハーラン・エリスン

 『S‐Fマガジン185号』掲載(訳:野口幸夫/イラスト:畑農照雄)

青い海に拡がった灰白色の粘液。おぞましくもなお不可欠な“グー”採取人としての才能を待つ彼も、とうとう“グー”に冒された――(キャプション)