チャールズ・ストロス〈Charles Stross〉
『残虐行為記録保管所』THE ATROCITY ARCHIVES〈早川書房 海外SFノヴェルズ〉
訳:金子 浩/カバー:小阪 淳/発行:2007年12月15日
数学者チューリングが基礎を築いた数学的魔術により、平行宇宙から魔物じみた異生物が侵入してくる怖れがあることが判明した。この魔術的災厄の防止を目的として、英国政府が設立した組織が〈ランドリー〉である。ボブ・ハワードはこの秘密組織の新米エージェント。初の現場任務は、アメリカからの帰国を希望する大学教授との接触だった。哲学教授で赤毛美人のモーは、自分では気づかぬうちにオカルト的国防にかかわる研究をしていたため、アメリカ政府から帰国を許されなかったのだ。たんなる調整だけの初級任務のはずだったが、中東系テログループに彼女が誘拐されたことから事態は一変する。SWATチームの突入により彼女は無事奪還されたが、テログループの目的は謎だった。リーダーらしき人物がドイツ語を話していたことから、背後にナチス・ドイツの魔術研究機関アーネンエルベとの関連も推測された。真相究明のため、ボブとモーの二人は、アーネンエルベの資料があるアムステルダムの残虐行為記録保管所へと向かうが……!? *表題作「残虐行為記録保管所」と、その続篇で2005年ヒューゴー賞ノヴェラ部門受賞作の「コンクリート・ジャングル」の2篇を収録したSF+クトゥルー+スパイスリラー。
収録作品
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「残虐行為記録保管所」The Atrocity Archive
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「コンクリート・ジャングル」The Concrete Jungle
『シンギュラリティ・スカイ』SINGULARITY SKY〈ハヤカワSF1567〉
訳:金子 浩/カバー:John Harris/発行:2006年6月30日
「わたしたちを楽しませてくれますか?」ある朝、新共和国の辺境惑星ロヒャルツ・ワールドに降りそそいだ携帯電話から聞こえてきた不思議な声は、住民の語る「物語」と引き換えに、3つの願いをかなえはじめた……お金、自転車、家、核融合爆弾……それがどんな願いでも。かくて惑星社会は大混乱に。この事態を「侵略」と決めつけた新共和国皇帝は、ただちに攻撃艦隊の派遣を決定したが……。英国SF期待の新星が放つ衝撃作
『アイアン・サンライズ』IRON SUNRISE〈ハヤカワSF1593〉
訳:金子 浩/カバー:Fred Gambino/発行:2006年12月15日
ウェンズデイ、16歳、オールド・ニューファンドランド・フォーの住人。彼女は暗い廊下を必死で逃げていた、執拗に追う怖るべき魔犬をふりきり、避難船にたどり着くために。あんな死体や謎の書類なんて見つけなければよかったのに。時間はもうほとんどない。約4年前、鉄爆弾が太陽を超新星化させ、モスコウで暮らす2億人を焼きつくした。その恐怖の衝撃波面――鉄の夜明けが、まさに今ここに到達しようとしていたのだ!
短篇
「〈トースト〉レポート」Toast : A Con Report
『S‐Fマガジン558号』掲載(訳:金子 浩/イラスト:渡邉英徳)
引退したハッカーたちはなにをしているのか? 本誌初登場作家が描く未来風景(キャプション)
「コールダー・ウォー」A Colder War
『S‐Fマガジン592号』掲載(訳:金子 浩/イラスト:中村 亮)
いかなる核兵器より恐ろしい威力を秘めたコシチェイ計画。その地獄の門の鍵が開く時……(キャプション)
「ローグ・ファーム」Rogue Farm
『S‐Fマガジン612号』掲載(訳:金子 浩/イラスト:山本ゆり繪)
そいつは突然やってきて、農場の前に居座ると、異音を発しながら奇妙な要求を口にした(キャプション)
〈アッチェレランド〉シリーズ
「ロブスター」Lobster
『S‐Fマガジン568号』掲載(訳:酒井昭伸/イラスト:増田幹生)
オープンソースの伝道士マンフレッドは今日もゆく。見知らぬ誰かを富ませるために……(キャプション)
「吟遊詩人」Troubadour
『S‐Fマガジン574号』掲載(訳:酒井昭伸/イラスト:増田幹生)
マックスはひた走る。運命の女神に追いたてられて……〈アッチェレランド〉シリーズ第二弾(キャプション)
「ツーリスト」Tourist
『S‐Fマガジン580号』掲載(訳:酒井昭伸/イラスト:増田幹生)
玉石の舗道にへたりこむマンフレッド。その顔には!? 好評シリーズ第3作(キャプション)