A・E・ヴァン・ヴォクト〈A. E.Van Vogt


『ロボット宇宙船』THE MATING CRY〈久保書店 Q-Tbooks SF

 訳:川村哲郎/カバー:加納光於/19681210

ミストラが事務的な調子でいった。「さあ、こんどは窓の外をごらんになるといいわ」スティーブンズは、盾をひそめるようにして彼女を見た。「窓だって!」と彼はいった。彼は気の遠くなるような驚きにおそわれて、息をあえがせた。「これは、どうしたんだ!」空は暗かった。下には茫々たる靄辞のひろがりがあった。これに似たながめを、彼はようやく思い出した。百マイル以上の高空から撮影されたV=2号の写真が、これとそっくりの効果を見せていた。さっと窓べをはなれ、ミストラのわきを通りぬけ、階段をのぼってドアをはいるとそこはまちがいなく、宇宙船の操縦室だった。窓から四方をのぞくと、流線型だが四角にちかい、金属製の船体が見えた。

 

『宇宙嵐のかなた』MISSION TO THE STARS〈ハヤカワSF3〉

 訳:浅倉久志/カバー:斎藤和明/発行:1970831

地球遥かな大星雲での星図作成計画の大任を果たした宇宙船スター・クラスター号は、その帰途、偶然亜人類の存在にかかわる秘密の糸口を発見した。美貌の女艦長グロリアはその謎へ挑戦すべく、宇宙嵐の危険をおかして探究の途に立つが、人類との接触をかたくなに拒否する亜人類の頑強な抵抗にあった。敵から送りこまれた二重思考能力者、モルトビーと渡りあううちにいつしかグロリアの心には微妙な感情が……大星雲を舞台に展開する大ロマン! 

  

『宇宙製造者』THE UNIVERSE MAKER〈ハヤカワSF18

 訳:矢野 徹/イラスト:岩淵慶造/発行:1971228

一年前モートン・カーギルは自動車事故で一人の女を殺した。だが今その女がカーギルの眼前で再び生きて現れ、彼に、あなたは殺されねばならないと宣言したのだ! たちまち意識を失い、西暦24世紀の未来に連れこまれた彼は、そこで時空を超越した奇妙な戦いにまきこまれている自分を発見する。自然愛好者族、都市生活者族、そして“影”と呼ばれる実体を持たぬ超人達――彼は互いに敵対するその三グループの執拗な追跡をうける。なぜなら、以後五千年にわたる人類の未来、いな宇宙の運命は、ただ彼の行動一つにかかっていたからだ!

 

『目的地アルファ・ケンタウリ』ROGUE SHIP〈創元SF文庫609-07

 訳:永井 淳/カバー:金子三蔵/発行:1973316

宇宙における歪みが、太陽系に破滅をもたらすという予測にもとづいて、地球を脱してアルファ・ケンタウリへ向かう宇宙船があった。天文学者レズビー博士の率いる〈人類の希望号〉である。だが理論上のミスから予定速度が出せず、宇宙船は難航した。船内には不平不満が満ち、やがて反乱へと発展したが、〈希望号〉はシリウスへ、プロキオンヘ、そしてアルタへと人類の新天地を求めて果てしなき虚空の旅を続けた。しかしその間、船内では五世代にわたって乗組員が交代し、やがて意外な事実が暴露された。鬼才ヴォークトが放つタイム・ギャップSF。

 

『惑星売ります』PLANETS FOR SALE〈創元SF文庫609-10

 共著:メイン・ハル〈E. Mayne Hull

 訳:永井 淳/カバー:金子三蔵/発行:1974913

銀河系では汚職、強盗、殺人が日常茶飯事になっている。銀河系最大の経営者アーター・プロードには、彼の厖大な富を横取りしようとするさまざまな敵があった。若い美人のエヴァナは、とある惑星に降り立つや否や四人の男たちに拉致され、ブロードを陥れるよう強制された。しかし、ブロードの明噺な頭脳は彼らの企みをみごとに粉砕してしまった。だが、爬虫類、恐るべき病原菌を有する生物らが手ぐすね引いて待っていたのである。SF界の大御所ヴァン・ヴォークトが愛妻メイン・ハルと合作した特異な作品!

  

『月のネアンデルタール人』THE BEAST〈創元SF文庫609-11

 訳:佐藤 晋/カバー:金子三蔵/発行:1975912

1972年の夏。ジム・ペンドレークはとある丘の中腹で偶然、宇宙船のエンジンを見つけた。奇妙なエンジンだった。猛烈な速度で回転しているのに、まったく音を立てない。彼はその謎を解こうとしたが、見知らぬ男たちにこれを強奪されてしまった。やがてペンドレークの肉体に不思議な変化が起こった。戦争で失った右腕が伸びはじめたのである。エンジンはいったい、いかなる性能を持っているのか? その製作者は誰なのか? 追跡をはじめるペンドレークのまえに現われたのは? 巨匠ヴォークトがストーリーテラーの才能を如何なく発揮したSF

 

『スラン』SLAN〈ハヤカワSF234

 訳:浅倉久志/カバー:加藤直之/発行:1976415

スランだ! 殺せ! 一瞬にして街路は阿鼻叫喚の坩堝と化した。敵意に満ちた人々の執拗な追跡のなかを、まだあどけない顔立ちの少年は逃げる。黒髪にまじる一房の金色の巻き毛を風になびかせながら。追いかけてくるのは死、待ちうけるのは恐怖! だがその幼い少年こそ、秘密の鍵――並はずれた知能と能力を持つがゆえに虐げられ、迫害される新人類スランの未来を開く鍵を握るただ一人の人間だった! 壮大なスケールと錯綜するプロット、迫力ある筆致によって濃密なSFムードを醸しだす達人――ヴァン・ヴォクトが見事に描きだしたミュータント・テーマの不滅の名作!

 

『未来世界の子供たち』CHILDREN OF TOMORROW〈創元SF文庫609-12

 訳:岡部宏之/カバー:小悪征夫/発行:1977722

宇宙飛行士たちよ、きみたちが留守の間に地球に何が起こるか考えなければいけない……。10年間の遠征を終え、地球に帰った宇宙艦隊司令官ジョン・レインはスペースポートの町の変貌に驚く。子供たちは親の手を離れ、自治少年団を結成し、そのルールに従って行動している。子供を育てるのは親の仕事ではないというのだ。憤るレイン。しかし彼も子供たちも、まだ恐るべき事実を知らなかった。レインの娘スーザンが所属する少年団に異星人の子供がまぎれこんでいたのだ。地球が危ない! 巨匠ヴォークトの好編。

 

『宇宙船ビーグル号』THE VOYAGE OF THE SPACE BEAGLE〈ハヤカワSF291

 訳:浅倉久志/カバー:野中 昇/発行:1978515

食料となる生物が絶滅し、激しい飢えに苦しんでいたクァールは、異奮に身を震わせた。巨大な宇宙船が廃墟のなかに着陸、中から二足生物の群れが降りたったのだ。餌だ! すぐにでも襲いかかり、そのかよわい生物を叩きつぶしたい衝動をかろうじて抑えつけたクァールは、獰猛な虎に似た奇怪なその姿を廃墟の中に溶けこませると、宇宙船めがけて忍び寄っていった……暗黒の深淵に潜む怖るべき異種の知性たち、これら人類の常識を越えた超能力をもつ怪物たちと、巨大宇宙船ビーグル号に乗り組んだ探険隊との死闘を、奔放な想像力と生々しい追力で描く、宇宙テーマSFの真髄!

『時間と空間の冒険 No.1にも所収(訳:高橋泰邦)
『千億の世界』にも所収
『S‐Fマガジン11号』掲載(訳:高橋泰邦/イラスト:中島靖侃)
見かけは猫のようにしなやかで愛らしい。その生きものの体に、残忍な殺戮本能と貪らんな征服欲とが秘められていた(キャプション)

『モンスターブック』にも所収(「神経戦」訳:渋谷比佐子


『イシャーの武器店』THE WEAPON SHOPS OF ISHER〈創元SF文庫60902

 訳:沼沢洽治/カバー:司 修/発行:1966729

二十世紀のアメリカに突然、ふって湧いたように出現した武器店――特種を求めて新聞記者マカリスターは、この幻のような店に乗りこむ。気がついた時、彼は七千年の未来にいた。地球全体を支配するイシャー大帝国と、これに対立する地下T組織、武器製造者ギルド。地球の運命を賭けた大決戦が行なわれようとしていたが、偶然まぎれこんで来たマカリスターが危機をもたらした。彼の体内には太陽系を破壊しつくすほどの時間エネルギーが蓄積されていたからだ。絶縁字宙服を着せられ、何十兆年の過去と未来のあいだを時間振子となって往復する男……。

『S‐Fマガジン23号』掲載(訳:遠川 宇/イラスト:中島靖侃)

大都会の只中に忽然と現れた奇怪な銃器店……そのドアから踏み込んだ瞬間に、太陽系の運命は、彼マッキャリスターの手にゆだねられたのだった!(キャプション)

 

『武器製造業者』THE WEAPON MAKERS〈創元SF文庫60903

 訳:沼沢洽治/カバー:司 修/発行:1967728

地球でただ一人の不死人ヘドロックは、イシャー帝国と武器店という二大勢力から死刑を宣告されて、ついに巨大な宇宙船の中にたてこもった。この字宙船は、人類の夢を託した恒星間動力船第一号である。ところが、ケンタウルス座めがけて飛ぶヘドロックは、別の銀河系から大宇宙船団を組んで侵入してきた超生物の一群に出会った。蜘蛛の姿をした不死身の超生物と戦って、単身地球文明を救わなければならぬ。しかも彼には、まだほかに不死人としての悲願があった……


『非Aの世界』THE WORLD OF NULL A〈創元SF文庫60904

 訳:中村保男/カバー:加藤直之25版)/発行:19661216

時は2650年。宇宙はいくつもの帝国から成り、「銀河系連盟」が結成されている。地球には「ゲーム機界」があり、それが司るゲームに合格した人が政府の要職につき、あるいは金星行きの資格を獲得する。「非A」人ギルバート・ゴッセンはこの「ゲーム」に参加すべく「機械」市にやってくるが、彼の記憶はすべてちぐはぐである。この間違った記憶は誰に植えつけられたのか? そも彼自身は誰なのか? 自分の素性をつきとめようとする彼の探索は、いつのまにか銀河系的規模の陰謀のさなかに彼を巻きこみ多くの奇想天外な冒険に突入することになる。

 

『非Aの傀儡』THE PAWNS OF NULL A〈創元SF文庫60905

 訳:沼沢洽治/カバー:加藤直之20版)/発行:19661230

非A哲学の産んだ天才、太陽系戦争から地球と金星を救った英雄ギルバート・ゴッセンは、突然、この大戦争が実はさらにとほうもないスケールの全宇宙的闘争のごく一部でしかなく、また自分は銀河系を一枚の盤として争われるこの壮大な戦いのたった一個の将棋の駒でしかないことに気づく。どこかに見えざる巨大な棋士がいて、勝負を進めているのだ。そしてゴッセンは用がすめば斬り捨てごめんの駒でしかない。ふたたび地球と金星の危機の日が迫り、ゴッセンは新たな超能力を駆使し、敢然として立ち上がった。


『原子の帝国』EMPIRE OF THE ATOM〈創元SF文庫766

 訳:吉田誠一/カバー:金子三蔵/発行:19691219

銀河戦争1万2千年後の地球に住んでいるのは、原子力も大宇宙船も持ちながら、それらの原理も、科学の根本法則さえも知らぬという人種だった。わけても奇妙なのは、リン帝国の皇室に生まれたミュータント、クレインである。本来なら殺される身のこの奇形児が、奇跡的に生きのびたことから、超科学的驚異の連鎖反応がはじまる。はるかなる地球の未来の物話と、第三の目を持つ男が経験する、戦慄すべき新世界という、ミュータント・テーマの二傑作中編を併載する。

 収録作品

 

『銀河帝国の創造』THE WIZARD OF LINN〈久保書店SFノベルズ〉

 訳:中上 守/カバー:中島靖侃/発行:19801115

西暦12000年、リス星人の太陽系侵略が再び始まり、火星は原爆攻撃の餌食に! 差し迫る地球の危機に外宇宙へと出発したリン帝国の指導者の目的とは!? 


短篇集


『時間と空間のかなた』AWAY AND BEYOND〈創元SF文庫60908

 訳:沼沢洽治/カバー:司 修/発行:19701218

緑なす丘の中腹に、なかば埋没した形で横たわるエンジン。偉大な裁判官に対する反逆罪に問われた一科学者。第二次世界大戦のさなか、ドイツが組み立てた秘密装置に関するマル秘書類の全貌。八千万年前、偶発的な事故によって地球に飛来した怪樹。上映のたびに内容の変わるフィルムの怪など、後に長編の材料となった二編を含む中短編全七編を収録。独特なストーリー・テリングで読者を魅了するヴォークトの華麗なるSFアンソロジー。

 収録作品

『ミニミニSF傑作展』所収(『大判事』訳:酒匂真理子)

『S‐Fマガジン77号』掲載(『秘密6号』訳:伊藤典夫/イラスト:金森 達)

ナチス・ドイツがあれほど強引に侵略政策を押し進めたのも、この人知を超えた恐るべき新秘密兵器があればこそだったのだ!(キャプション)

『S‐Fマガジン34号』掲載(『地には平和を』訳:大山 優/イラスト:真鍋 博)

原始地球に根をおろして銀色の巨木たちは待ちつづけた。そのために創られたある目的を果たすために……(キャプション)

『吸血鬼伝説』所収(「聖域」訳:大木達哉

『時間と空間の冒険 No.2所収(『逃亡の惑星』訳:伊藤典夫)

『S‐Fマガジン131号』掲載(『逃亡の惑星』訳:伊藤典夫/イラスト:斎藤和明)

命のエネルギーに飢えて、宇宙をさまようかれらが逃亡の果てにたどりついた原始文明の星、地球こそ絶好の獲物に満ちあふれる待望の地だった!(キャプション)

 

『終点:大宇宙』DESTINATION : UNIVERSE !〈創元SF文庫60909

 訳:沼沢洽治/カバー:司 修/発行:1973921

はるかなるケンタウルスをめざし、〈永遠〉剤を飲んで交互に眠りながら五百年の旅を統ける四人。異星上の廃墟となった郡市に降りたった一行が、大昔に死んだ生物を再生させたところ、生き返った怪物。太平洋に浮かぶ小島に住む岩のような大怪物。火星の砂漢へ墜落し全員死亡した探検隊の一行の内、ただ一人生き残った男のめぐりあう「魔法の村」。金星に一番乗りした地球人が手に入れた世にも不思議な一罐のペンキなど、SF界の奇才ならではのアイディアとストーリー展開のさえをみせる、傑作中短編十編!

 収録作品

『S‐Fマガジン6号』掲載(『遥かなるケンタウルス』訳:高橋泰邦/イラスト:中島靖侃)

…はかり知れない無際限の夜を通り抜けて、宇宙船は遥かなるケンタウリ太陽郡に近づいていった!(キャプション)

『S‐Fマガジン34号』掲載(『モンスター』訳:宇野輝雄/イラスト:金森 達)

この怪物を殺せ! だが集中する白熱光線を浴びながら、ミイラから蘇生したその劣等人種の男は、平然と立っていた!(キャプション)

『S‐Fマガジン50号』掲載(『めざめ』訳:伊藤典夫/イラスト:?)

悪夢は、その二百万トンの巨岩が、海岸からはるかに高い山腹まで這い上がっていることが発見された時、始まった……(キャプション)

『S‐Fマガジン30号』掲載(『呪縛の村』訳:川村哲郎/イラスト:中島靖侃)

やがて地球人は大宇宙に進出する。だが彼らを待っている惑星が常識で理解できる世界だとは限らない。例えば……(キャプション)

『S‐Fマガジン87号』掲載(『一缶のペンキ』訳:川村哲郎/イラスト:真鍋 博

疑いの余地はなかった。金星の草原に落ちていたその半透明の立方体は、言葉をしゃべるのだ――それもテレパシーで!(キャプション)

『S‐Fマガジン125号』掲載(『統治者たち』訳:矢野 徹/イラスト:斎藤和明)

永劫の昔から、ひそかに全地球を支配しつづける秘密組織――その本拠をつきとめたとき、彼の周囲の人間はすべて敵だった!(キャプション)

『SFマガジン・ベストNo.2』にも所収(『親しき友へ』訳:大山 優)

『20世紀SF1』にも所収(『消されし時を求めて』訳:伊藤典夫)

『S‐Fマガジン51号』掲載(『消されし時を求めて』訳:伊藤典夫/イラスト:金森 達)

これは、ただの記憶喪失ではない! セールスの途中、記憶を失って、二週間後病院で意識を回復したセールスマン、ドレイクは、その間隙を埋めるべく調べはじめるが……調べれば調べるほど奇怪な事実が現れてくるのだ!(キャプション)

 

『地球最後の砦』EARTH'S LAST FORTRESS〈ハヤカワSF28

 訳:浅倉久志・伊藤典夫/イラスト:岩淵慶造/発行:1971630

その事務所は募兵センターで、海外某国に起こった市民戦争支援のため、大々的に義勇兵を募集していた。若く理想に燃えた志願者たちを迎えるのは、受付の娘の魅力的な微笑と熱心な案内……。だがすべては罠だった! 一種の洗脳を受けた彼ら若者達が送られる戦場とは、まさしくこの世の外、かつて生きて帰った者のない時空遥かな謎の世界。そしてその娘ノーマは、逃亡かなわぬ巨大な未来機械の奴隷とされながらも、今や絶望的な抵抗を試みようとしていた――宇宙の輪廻に導かれ、やがておのれ自身の内に恐るべき力の宿ろうとしていることをも知らずに! 

 収録作品

『20世紀SF1』にも所収(『消されし時を求めて』訳:伊藤典夫)

『S‐Fマガジン51号』掲載(『消されし時を求めて』訳:伊藤典夫/イラスト:金森 達)

これは、ただの記憶喪失ではない! セールスの途中、記憶を失って、二週間後病院で意識を回復したセールスマン、ドレイクは、その間隙を埋めるべく調べはじめるが……調べれば調べるほど奇怪な事実が現れてくるのだ!(キャプション)

 

『モンスターブック』〈河出文庫513A〉

 編:中田耕治/カバー:谷川晃一(デザイン)/発行:198634

不気味な潜水艦を発見した捕鯨船アルバトロスは…「ただに死者のみならず」…/“人間化”したロボット社会に発せられる「最後の指令」とは?/科学者グローヴナーと“鳥人間”との間にくりひろげられる「神経戦」/「永遠の村」に墜落した火星開拓者ビル・ジェナーは…/海の男たちと「海神」との壮絶な闘い/宇宙船スター・クラスターに潜む「潜伏者」の正体は?――全6篇。

 収録作品

訳:松本秀子

『地球への侵入者』所収(『死以外の贈り物』訳:熱田遼子)

『新奇想天外53号』掲載(『死者のみにあらず』訳:那岐大/イラスト:山本博通)

訳:成田朱美

訳:渋谷比佐子

『宇宙船ビーグル号』にも所収(「神経の戦い」訳:浅倉久志

訳:曽田和子

訳:長井裕美子

『S‐Fマガジン136号』掲載(訳:関口幸男/イラスト:金森 達)

そいつは海からやってきた。一族を狩りたてる人間どもへの限りない憎悪と復讐の炎を身のうちに深くたぎらせながら……(キャプション)

訳:中田耕治


短篇


「親しき友へ」Dear Pen Pal

 『S‐Fマガジン19号』掲載(訳:大山 優/イラスト:中島靖侃)

親しき友へ――その奇妙な手紙は、孤独を訴え、友情を求めて、遠い遥かな星からはるばる地球ーへ送られてきた……(キャプション)

 

「野獣の地下牢」Vault of the Beast 

『火星ノンストップ』所収(訳:小笠原豊樹)

『S‐Fマガジン34号』掲載(訳:小笠原豊樹/イラスト:中島靖侃)

恐怖と苦痛にすすり泣き、生きものは這う。溶け、流れ、落ち、回転し、あたりの物体に同化したいという異常な衝動と闘いつつ、生きものは宇宙船の床を這う……(キャプション)

 

「果たされた期待」Fulfillment 

『S‐Fマガジン47号』掲載(訳:川村哲郎/イラスト:?)

 彼にはあらゆる知的能力が備わっていた――全天の星の運行も瞬時にわかった。ただ彼には、その能力を発揮すべき目的がなかった!(キャプション)

 

「拠点」The Rull

 『S‐Fマガジン60号』掲載(訳:遠川 宇/イラスト:中島靖侃)

レアルテス第三惑星――このちっぽけな星を占領することが、苛烈なラル対地球戦争における、絶対的な勝利を意味するのだ!(キャプション)

 『S‐Fマガジン532号』再掲載(訳:稲葉明雄/イラスト:加藤直之

地球人対ラル人の凄絶なる神経戦の行方は?――ヴォクトの最高傑作、待望の再録!(キャプション)

 

「協力せよ さもなくば」Cooperate or Else! 

 『S‐Fマガジン112号』掲載(訳:岡部宏之/イラスト:金森 達)

不倶戴天の凶敵ラルの影におびえつつ、怪獣毒蛇の跳梁する原始のジャングルを突破するためには、いがみあう地球人とエズウォル人も、心ならずも助けあわねばならなかった!(キャプション)

 

「プロセス」Process 

 『S‐Fマガジン175号』掲載(訳:伊藤典夫/イラスト:楢 喜八)

 

「緑の森」The Green Forest 

 『SF宝石8号』掲載(訳:宮脇孝雄/イラスト:若山和央)

緑の地獄と呼ばれる惑星ミーラの森に火花散らす、宇宙の男の誇りと意地――だが、そこには変幻自在の異星人〈イェヴド〉の不気味な影が……(キャプション)

 

「宇宙船計画」Project Spaceship 

 『マイ・ベストSF』所収(訳:中村能三)

 

「最後の魔女」The Witch 

 『ウィッチクラフト・リーダー』所収(訳:村上実子)

 

「ネズミとヘビ」The Rat and the Snake